冷蔵庫がうまく動かなかったり、機能しなくなった場合、「故障かも?」と疑うと思います。しかし、実際は故障していなかったり、症状によってすぐ直ることもあります。この記事では、冷蔵庫が故障したと思った時に、うまく対応するためのポイントをお伝えしていきます。
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1:冷蔵庫が故障したかも?と思う症状
2:冷蔵庫が故障したときにやるべきこと
3:冷蔵庫が故障したときに乗り切る方法
4:故障しても焦ってやらないほうが良いこと
5:冷蔵庫を長持ちさせるためのポイント
6:冷蔵庫を処分するときは?
1:冷蔵庫が故障したかも?と思う症状
まずは、どのような異常が発生することがあるのか把握しましょう。
「故障かな?」と思う事例とそれに関する基本的な状況説明を記していきます。簡単な対処ができるものは合わせて対処法も記します。
よく冷えない
冷蔵庫が完全に冷えるまでは最短でも4時間、場合によっては24時間以上かかります。
まず温度設定を強くしましょう。また、冷気の吹き出し口を食品でふさがないようにしましょう。
周囲のすき間を十分に開けて、冷気が巡るようにもしましょう。
冷蔵庫が熱い
機械部が放熱していることが多いです。冷却時に発生する熱を逃がすための必要な放熱dえす。設置直後や夏場は約50~60℃になることもあります。しかし、火傷しそうなほどの暑さは以上発熱で火災の危険も伴うため、一度電源を抜いて様子を見ましょう。
食品が溶ける
熱いものを冷蔵庫や冷凍庫に入れるとそれによって周囲の物が溶け出します。熱いものはすぐに冷えないので注意が必要です。
凍結しない
まったく凍結しない場合は故障の可能性が高いです。しかし凍結が弱い場合は冷凍庫の中がパンパンでないかを確認しましょう。パンパンの場合は要らない物を捨てて冷凍庫に余裕を持たせましょう。
「ガタガタ」「ゴトゴト」「コツコツ」など音がする
壁や家具などに、冷蔵庫の側面や背面が当たってないか確認しましょう。少し動かしても音がする場合は異常振動で故障の可能性があります。
音がうるさい
「ガタガタ」「ゴトゴト」「コツコツ」ではなくとも、冷蔵庫の稼働音が大きい時があります。これは、圧縮機やファンが高速回転するためであり急速冷凍などをするとよくなります。
霜や露が付く
冷凍庫、冷蔵庫内の湿度が高い時に起こります。ドアを長く開けたり頻繁に開けることを減らすと直ることもあります。
食品が凍る
設定の問題であることが多いです。冷蔵庫内で食品が凍って困る場合は、温度設定を「中」または「弱」にしてください。
氷ができない
製氷は冷凍庫内が十分冷えてから始まるため、最初は24時間以上出来上がらないこともあります。ただし、製氷停止など設定上製氷されない場合もあるので、そうなっていないかを確認しましょう。また、給水タンクがちゃんと押し込まれてなかったり、製氷皿が入っていなかったりのミスの可能性もあります。
氷の中まで凍らない
冷凍室の温度設定が「弱」になっている時に起こり得るため「中」または「強」にしましょう。
氷の形がおかしい
製氷皿の水路の部分が凍り突起ができている可能性があります。製氷皿自体の破損の可能性もあります。
氷がにおう
給水タンクや浄水フィルターの汚れが原因です。週に1回は掃除をするようにしましょう。
2:冷蔵庫が故障したときにやるべきこと
続いて冷蔵庫が故障した時に実際にやるべき事についてです。
故障の状況を把握する
ただ「故障した」ではなく、「いつから冷えなくなった」で、「いつから異音がし始めていた」「冷凍庫のみおかしい」など状況の把握を行いましょう。また異常に高熱になっている場合は、火災の原因にもなりかねないため、速やかに電源を切るなどの対応も合わせて行いましょう。
故障までの使用年数を確認
冷蔵庫の寿命は購入時からおよそ15年前後と言われています。経年劣化が考えられ故障の場合は、修理ではなく買い替えも候補に入ってきます。この記事を読んでいる段階で、自宅の冷蔵庫の購入年を一度確認しておくようにしましょう。
修理業者に連絡をし、見積もり依頼をする
実際の故障は業者に依頼することになります。
保証期間内であれば無料または優遇の料金で修理ができますので、メーカーや購入したお店に問い合わせをするようにしてください。そうでない場合、どうしたら良いかわからない場合は修理専門業者を探すようにしましょう。
霜を溶かす
修理に出すに際して冷蔵庫の電源を抜く必要があります。合わせて霜がついている場合はドライヤーの温風を当てて霜を溶かすようにします。
食品を避難させる
修理をするに際して中身を空にする必要があります。全てを取り出すようにしましょう。
3:冷蔵庫が故障したときに乗り切る方法
冷蔵庫が故障した場合、数日間冷蔵庫がない状態に直面します。新規購入する場合でも即日入手はなかなか難しいです。どのようにすべきかを記していきます。
保冷剤や氷を有効活用
保冷剤や氷を有効活用してて簡易式の冷蔵庫を作成します。クーラーボックスがあるとうまく作ることができます。
ミニ冷蔵庫を調達
リサイクルショップなどでホテルにあるサイズの冷蔵庫を緊急購入するのも手です。一人暮らしでもミニサイズでは通常の生活では物足りないため、あくまでも緊急購入です。夏場に冷蔵庫が無い日が数日続くのは非現実的であるため、コストはかかりますが検討に値するものと言えます。
食品はその日の分だけ調達する
冷蔵庫がないと言う事は、保存に難が出るという事ですので、食料の保存をしないに越したことはありません。毎日その日の分だけ食料を購入するようにしましょう。
テイクアウトや外食も検討する
毎日全食を外食にするのは非現実的ですが、一部をそのようにすることで手間を省くことができます。
4:故障しても焦ってやらないほうが良いこと
続いて、故障してもやらない方が良いことを記していきます。
無理な霜取り
冷蔵庫が故障する主な原因のひとつが、庫内の霜がつもり積もってしまう現象です。しかし、無理やりアイスピックやマイナスドライバーなどで取り除くと冷蔵庫自体を傷付けて、故障を助長してしまうことがあります。霜取りは、中のものを出し切り、電源を切って溶かすという手順を取りましょう。
コンセントの無理な抜き差し
冷蔵庫のコンセントを頻繁に何度も何度も抜き差ししてしまうと、電源基板に負荷をかけてしまいます。それによって本来の故障の原因ではなかった電源基板まで壊してしまう恐れがあります。
冷蔵庫に食品を入れたままにする
冷蔵庫が故障して冷えなくなってしまった時、冷蔵庫内にはまだ沢山の食品が入っていることがあります。冷蔵庫内の温度が維持されるのは冷蔵庫の場合で2~3時間、冷凍庫の場合でも3~4時間程度が限度です。そのため電源を切った場合、速やかに食品を外に出して、腐ってしまいそうなものは処分をしましょう。
自分で分解しようとすること
早く修理したいという心理から、自ら冷蔵庫を分解して修理に取り掛かってしまう方がいます。どんな機械でもそうですが、専門家でない限り自分で分解してしまう事は故障をより大きくしてしまう原因となります。自分で分解せず、修理はプロに頼むようにしましょう。
5:冷蔵庫を長持ちさせるためのポイント
日々必要な冷蔵庫、故障させないために有効な使い方を紹介します。
食材を詰めすぎない
物を大量に詰め込み過ぎると、冷気の通りが悪くなり庫内の温度を一定に保てなくなります。冷蔵庫内は常に整理整頓しておきましょう。
冷蔵庫のまわりに空間をつくっておく
冷蔵庫のまわりにできるだけ空間を作ると、放熱効率が高まり、電気代の節約にもなります。
ドアを開けている時間を短くする
冷蔵庫から物を取り出す時、ドアを開けっぱなしにしていると、庫内の冷気が抜けて、温かな外気が入りモーターに負荷がかかり故障を早めます。冷蔵庫の開け締めは速やかに行いましょう。
6:冷蔵庫を処分するときは?
最後に冷蔵庫の処分についてです。
家電量販店で引き取ってもらう
新しい冷蔵庫を家電量販店で購入するのであれば、納品の際に引き取ってもらう方法があります。
リサイクルショップに買い取りをお願いする
製造から5年程度の使える冷蔵庫の処分を検討している場合は、出張買取を実施している店舗に買取を依頼しましょう。運び出し費用もお店が負担してくれることが多いため、処分費用を払う必要がありません。
しかし、家電製品は続々と新商品が登場するため、発売から5年以上の冷蔵庫は期待するほどの査定が付かない場合が多いです。
廃品回収に出す
家庭の廃棄物を回収するには、一般廃棄物処理業許可や市区町村の委託が必要です。市区町村の窓口に問い合わせをすると、許可を受けた正規の業者を紹介してもらえます。一般の廃棄物処理業者の中には悪質な業者もいるため、安全安心の市区町村への問い合わせをしましょう。
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