革製のグローブは水濡れに弱く、カビが生えやすいアイテムです。グローブにカビが生えてしまったら、保管状態やお手入れ方法が間違っている可能性があるため、見直す必要があります。
今回はグローブにカビが生えるのを防ぎたい方のために、カビの原因や、グローブのお手入れ方法、専門業者によるサービスなどをご紹介します。正しいお手入れの知識を得て、お気に入りのグローブを長く綺麗に保ちましょう。
ブロカレジ
グローブにカビが生える原因とは?
グローブにカビが発生する原因として、主に以下の2つが考えられます。
- 保管状態
- オイルの塗りすぎ
グローブは革製品のため水濡れなどに弱く、保管場所や保管方法、お手入れ方法が適切でないとカビが生えやすくなってしまいます。 大切なグローブを長持ちさせるためにも、まずはグローブにカビが生える原因を詳しく確認していきましょう。
① グローブの保管状態
グローブの保管状態が悪いと、高い確率でカビが発生します。 まずカビが生えやすい保管場所として、不衛生な場所や、風通しが悪く湿度が高い場所が挙げられます。
グローブは水に弱く通気性が悪いため、湿度の高さや風通しの悪さは、カビだけでなく雑菌の繁殖の大きな要因となるのです。 また、グローブに汚れが残っていたり、汗や雨などで濡れたりしたまま長時間放置することは禁物です。汚れや水分は、カビ菌の栄養源になります。
保管時は汚れや水分をしっかり取り除き、風通しの良い場所に置くように日頃から心がけましょう。
②オイルの塗りすぎ
汗や雨などで少しでもグローブが濡れている状態にオイルをたっぷり塗ってしまうと、水分が残り、カビが生えることがあります。 また、オイルを必要以上に塗りすぎることで、グローブが重くなったり、革が柔らかくなりすぎてしまったりすることもあるでしょう。
カビだけでなく型崩れも招くことがあるので、オイルの塗りすぎには注意が必要です。
カビをそのままにしておくと、カビによるアレルギー症状が出る可能性も。自分や家族の体に異変が起きないよう、こちらの記事【カビアレルギーの症状とは?日々の掃除で予防使用!】もチェックしてください。
グローブのカビの取り方
グローブにカビが生えてしまったら、革の内部にカビの根が入り込まないうちに対策することが大事です。ここでは、グローブに付着したカビの取り方を解説します。
用意するもの
- 雑巾やブラシ
- 濡らした布(雑巾など)
- 乾いたタオル
- オイル(レザーローションやレザーケアクリームなどで代用も可能)
- オイルをつけるためのタオルかスポンジ
カビ取りの手順
①水拭きする
グローブの表面に目に見える汚れが残っていたら、雑巾やブラシで落とします。汚れを落としたら、濡らした布でカビをできる限り拭き取りましょう。
グローブの内側にカビが生えている場合、指を入れる部分も拭く必要があります。古い歯ブラシや手袋の指部分に布を巻いて、細かい場所の汚れやカビを拭き取る工夫をしてみてください。
カビを落とすのにグローブを水洗いしたり、湯もみをしたりする方法もありますが、これは型崩れや劣化を招く恐れがあるので、最終手段と考えた方が良いでしょう。
②乾燥させる
カビが取れたら、乾いたタオルでグローブの水気を拭き取り、しばらく乾燥させます。 ここで、少しでも水分が残った状態で次のお手入れに入らないようにしなければなりません。
新たなカビの原因にならないよう、風通しの良い場所に干して、しっかりと乾燥させるようにしましょう。
③オイルをつける
グローブが乾燥したら、オイルをつけます。オイルをタオルやスポンジにとって、グローブに薄くのばしていきます。レザーローションやレザーケアクリームなどを使うのも良いでしょう。最後にしっかりと乾拭きを行えば、お手入れ完了です。
グローブの正しいお手入れ方法
グローブに生えたカビは、一度発生してしまうと根こそぎ取り除くのが難しいもの。日頃のこまめなお手入れが、カビの防止につながります。
また、正しいケアをすることは、カビだけでなく臭いを防ぐためにも大事です。ここでは、グローブをカビや臭いから守るお手入れ方法について解説します。
用意するもの
- 雑巾やブラシ
- 乾いたタオル
- オイル(レザーローションやレザーケアクリームなどで代用も可能)
- オイルをつけるためのタオルかスポンジ
グローブのお手入れの手順
①汚れを落とす
雑巾やブラシで、表面の土砂などの汚れを払い落とします。どうしても落ちない汚れがある場合は、専用のクリーナーやローションを使いましょう。クリーナーやローションは直接グローブに付けずに、タオルなどに少量を取り、汚れている部分に薄くのばします。汚れが浮いてきたら、拭き取るようにしてください。
②乾燥させる
乾いたタオルなどでグローブの水分を拭き取ったら、風通しの良い場所で十分に乾燥させます。 グローブが汗や雨などで濡れている場合は、カビを防ぐために早く乾かすことが大切なので、扇風機などで風を当てても良いでしょう。
ただ、革製品であるグローブは熱に弱いものです。ドライヤーの温風を当てたり、直射日光に当てるなどして乾かそうとするのはやめましょう。
③オイルをつける
グローブが乾燥したら、オイルをつけます。オイルをタオルやスポンジにとって、グローブに薄くのばしていきます。細かいところにも満遍なく塗布してください。
塗布後はしばらく時間を置いてから布で乾拭きをして、余分なオイルを拭き取るようにしましょう。
④保管する
グローブの親指と小指部分が下になるように、アーチ状に、逆さに立てた状態で置きます。手の甲の部分を下にして置くのは、型崩れの原因になるので避けるようにしましょう。
\ カビを根本から除去するなら /
カビ取り専門店でお手入れしよう
カビの根が革の内部に入り込んでいる場合は、クリーニング店など専門店に相談してみるのはいかがでしょうか。 グローブに生えたカビは、根こそぎ取り除くのが難しいものです。
カビ取りの専門業者なら、グローブを傷つけたり変色・変形したりすることを防ぎながら、カビを根元から分解・除去してくれます。お気に入りのグローブの再生も期待できるでしょう。
クリーニング費用の目安は、カビの範囲や根深さにもよりますが、1,500〜5,000円程度です。お店によって料金設定や日数も異なるので、グローブを持ち込んで相談してみることをおすすめします。
身の回りのカビは大丈夫?カビを発生させない環境づくりを
いくらグローブをお手入れしていても、グローブを保管している部屋や棚にカビが繁殖していると、グローブにもカビが発生しやすい環境であることは間違いありません。
グローブなどの大切な物を長く活用するためにも、また家族の健康を考える上でも、カビを発生させない環境づくりが重要となります。ホコリや汚れをためないことはもちろん、定期的な清掃を行うことで予防しましょう。基本的には高いところから低いところに向かって掃除をしていき、空間の温泉度に応じて掃除機や掃除用部を使い分けるとより徹底して綺麗に掃除できます。
カビの発生しない環境づくりに関して(参考「カビ対策マニュアル 実践編」文部科学省)
プロのカビ防止業者で根本から
プロのカビ防止業者に依頼すると、しつこいカビを根本から解決に導いてくれます。 カビは家のいたるところに発生する可能性があります。
一箇所だけならまだしも、家の複数箇所をカビが発生しないよう頻繁に掃除するのはとても大変なことです。 カビ防止業者には複数箇所のカビ掃除も依頼することができるため、カビ対策でお困りの方はプロへの依頼も検討してみてください。 カビが発生しない環境づくりにもアドバイスがもらえますよ。
カビ防止業者の費用や優良業者の選び方は、こちらの記事【カビ除去業者のカビ取り費用と優良業者の見分け方は?】もご確認ください。
ゼヒトモでハウスクリーニングのプロを探す
グローブを風通しが悪く湿度が高い場所に長期間保管すると、カビが生えることがあります。汗や水分で濡れたままこのような場所に放置すると、カビが生えやすくなるため注意が必要です。さらに不衛生な場所は、グローブに限らず、身の回りの様々なものにカビを繁殖させる危険性があることがわかりましたが、誰に依頼をしたらいいかがわからない方も多いのでは。
ゼヒトモにはたくさんのカビ対策を得意とするプロがいます。
- 身の回りのものに生えて取れなくなったカビを除去したい
- 自分の近くで信頼できる業者を見つけたい
- 何度かコンタクトを取って自分に合うプロに頼みたい
- 家を綺麗にして清潔に保ちたい
そんな希望があれば、ぜひゼヒトモからハウスクリーニングのプロを探してみませんか?いくつかの質問に答えるだけで、簡単にあなたにピッタリなプロをご紹介します
\ まずは無料でピッタリのプロを調べる /
グローブのカビだけでなく、お部屋の中にもカビが!?
ジメジメした湿気の多い梅雨に部屋の中もカビることがあります。グローブのカビだけでなく家全体にカビがまん延することもあります。
壁にカビが生えた場合、新しいクロスならカビ取り洗剤での拭き掃除で対処できますが、古い壁紙やはげかかった壁紙の場合、防カビの壁紙にしたほうが、衛生的で快適な生活が手に入ります。
費用は高いだろうか? と不安の方も意外に手軽にできることに驚くかもしれません。
監修プロからのコメント
革製品のカビ取りは、物にはよりますが、アルコールでさっと拭いてあげるのもよいでしょう。ハイターなどの塩素系の薬品は、素材を傷めるので避けたいですね。
その後にオイルでケアしてあげることで、長い間使うことができます。
ブロカレジ
ハウスクリーニング関連の最新記事
電子レンジは綺麗に使っているつもりでも、いつの間にか汚れてしまいます。できてしまった焦付きや油のハネは放置しておくと火事の原因になるとの報告もあります。(電子レンジ火災:東京消防庁発表より) 電子レンジをキレイに保つため […]
きちんと洗濯しているのに、服にカビがついてしまったという経験はありませんか。衣類に発生したカビは、他の服からだけではなく、洗濯槽内で発生したカビからも移る可能性があります。普段の日常生活から、綺麗な洗濯槽を維持したり、収 […]