高温多湿の日本では、雨の多い季節は湿度の管理をしていないと自然にカビの発生率が高まります。一度できてしまったカビはなかなか取りにくく、特に木や壁紙にできてしまうと大変です。
カビは人体にはとても悪いし、賃貸の場合には綺麗に取らないと引き渡しの際の退去費用が大きくなってしまいます。ではどうやったらカビは綺麗に取れるのでしょうか?
カビの発生場所別に取り方を解説していきます。
木部(木の部分)にできたカビの取り方3つ
エタノールを使ってカビを取る方法、漂白剤を使ってカビを取る方法 、専用の洗剤を使ってカビを取る方法、の3つを紹介します。
1.エタノールでカビを取る方法
使うもの
・スプレー噴射機
・乾いた布
カビ取りの手順
1.エタノールorオキシドールをスプレーの中に入れる
2.カビに向かってスプレーを噴射
3.スプレーをしたところが乾いたら、乾いた布でふき取る
カビはエタノールやオキシドールで滅菌することが可能です。しかし、濡れている状態もしくは濡れた雑巾で拭き取ってしまうとカビの色が広がってしまう可能性があるため、必ず乾いた雑巾で行いましょう。
2.酸素系漂白剤でカビを取る方法
漂白剤で落とすことはエタノールよりは良く落とすことができますが、木材の繊維の破壊をしてしまうので表面がザラザラになってしまったり変色してしまうことがあります。変色が気にならない人向けにはオススメですが、賃貸には向かないかもしれません。
使うもの
・サランラップ
・サンドペーパー
カビ取りの手順
1.漂白剤で濡らした布をカビにかぶせてサランラップで貼り付ける。
2.乾かした後でサンドペーパーで削り取る。
カビの状況にもよりますが、布を剥がした時にもうカビがつかないという時にはサンドペーパーで削り取る必要はありません。
3.カビ取り用洗剤 でカビを取る方法
・カビ取りスプレーをカビに向かって噴射する。
・乾くまで30分待つ
この作業の繰り返しです。基本的な作業ですので、使用上の注意をよく読んで使い方を間違えないようにしましょう。注意事項に木部のカビ取りが可能な製品だけを使用しましょう。
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シューズボックス(靴箱)にできたカビ取りステップ3つ
使うもの
・掃除機または逆性石鹸
・消毒用エタノール
・キッチンハイター
・マスク
・手袋
1.掃除機か逆性石鹸で胞子を取る
漂白剤などを使うため、手袋とマスクを着用しましょう。まず、カビの表面に綿毛のような胞子ができているときには掃除機を使って吸い取りましょう。この際、掃除機の排気は必ず玄関の外に向けておきます。カビの胞子が室内に蔓延するのを防止するためです。
掃除機を使いたくない場合には、逆性石鹸を薄めた液体をティッシュに染み込ませて、カビをつまんで包むようにして取り除きます。この時に拭き取ってしまうとカビが広がり、取り除くのが難しくなってしまいます。
2.消毒用エタノールで殺菌する
目につくカビをだいたい取り除いたら消毒用エタノールをスプレーボトルに入れ、カビに向かって噴射します。しっかりと念入りに染み込ませ、しっかりと乾燥させます。
3.残っている場合には漂白剤
エタノールでカビを殺菌しても色が残ってしまうこともあります。カビの色が残っているときはキッチン用漂白剤をカビの跡に向けて吹きかけます。カビの斑点が消えるまで放置し、お湯につけた雑巾を絞って漂白剤を拭き取っていきます。その後水分をしっかり拭き取ってから乾燥させて完成です。
畳にできたカビの取り方2つ
1.軽度の場合
使うもの
・ゴム手袋
・エタノール
・たわしor歯ブラシ
・掃除機
・雑巾
カビ取りの手順
1.カビの部分にエタノールをスプレーし、歯ブラシかたわしでこする。
※この時強くこすると畳を痛めてしまうこと、カビを奥に押し込んでしまう可能性があるので気をつけましょう。
2.カビが取れたら掃除機で吸う。
※排気口はなるべく窓の方に向け、吸引力は小から中位にしましょう。
3.取り除けたら再度エタノールをかけて乾いたタオルで拭き取りましょう。
2.黒カビの場合
使うもの
・ゴム手袋
・酸素系漂白剤
・重曹
・水
・綿棒
・雑巾
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カビ取りの手順
1.酸素系漂白剤と重曹を1:1の割合でまぜ、少しずつ混ぜながら水を加えてペースト状にする。
2.ペースト状のものを綿棒を利用して黒カビ以外につかないように塗っていく。
3.濡れた後に叩くようにしてペーストを取り除く。
4.乾いたタオルで拭き取り、乾燥させる。
1〜3の工程を黒カビが取れるまでなんども繰り返し、仕上げに4を行う。
3.カビ臭を取り除く
最後に残ったカビ臭を取り除く方法です。
1.お酢1に対して5〜10の水を混ぜて、雑巾に染み込ませる。
2.お酢を染み込んだ雑巾でさっとカビのあった部分をふき取る。
ラグマット・絨毯にできたカビの取り方
使うもの
・消毒用エタノール
・乾いた布
・ドライヤー
1.エタノールを吹きかける
エタノールをカビにしっかり吹きかけます。
2.ふき取る
15分後くらいに乾いた布でしっかりと拭き取ります。
3.ドライヤーをかける
ドライヤーで乾かすことでカビに効果があります。洗濯できる大きさであれば、カビ取り後に洗濯する方が効果的です。
床にできたカビの取り方
使うもの
・エタノール
・ゴム手袋
・綺麗な雑巾
・マスク
1.エタノールを薄める
エタノールはエタノール8、水1の割合で薄めます。
※脱色しないか床の目立たないところに少しつけて試してみます。
2.雑巾で拭く
しっかりと乾いた雑巾で拭き取ります。
3.取れるまで繰り返す
カビが取れるまで1、2をしっかりと繰り返して続ける。
※これでも取れない場合はカビがワックスの中まで浸透している可能性があります。プロでも完全除去は難しく、ここまで来ていると取れない可能性もあります。
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壁(土壁・漆喰・珪藻土・壁紙)にできたカビの取り方
使うもの
・酢
・重曹
・雑巾
1.カビをふき取る
酢をつけた雑巾でカビをふき取る。
※この時伸ばさないよう、なるべく叩くように拭きましょう。
2.重曹スプレーをする
重曹水でスプレーをかけて乾いた雑巾で拭き取る。
3.カビがひどい場合
カビがひどい場合にはメラニンスポンジで擦りますが、壁紙は剥がれやすいので強くこすり過ぎないように気をつけましょう。
服・カバンにできたカビの取り方
使うもの
・歯ブラシ
・マスク
・漂白剤
取り方
1.先ずは2時間ほど天日干しします。
2.マスクをした状態で歯ブラシでカビをこする。
3.漂白剤を水で薄めてカビの部分につける。
4.カビの部分をこする。
5.満足いくまで落ちたら洗濯をする。
食品にできたカビの取り方
使うもの
包丁・ナイフ
取り方
カビが生えた食べ物からカビを除去するには、削り取る、切り取るしかありません。包丁やナイフで削ぎ落としましょう。
しかし、カビを取り除いて食べるのは止めておきましょう。なぜならば、カビが見える部分を切り取っても、カビが見えない部分にカビの影響が及んでいないとは考えられないためです。切り取った食品を食べるかどうか?自己責任での判断になりますが、諦めたほうが無難です。どんなに思い入れのある料理でも、止めておきましょう。これからは、思い入れのある料理はカビが生える前に食べ切りましょう。
ゼヒトモでカビ掃除のプロを依頼
湿度の高い時には必ずできてしまうカビですが、できてしまうと除去するのは大変です。できることなら季節に関係なく小まめな換気、小まめな拭き掃除を行いましょう。
それでもカビが繁殖し、自分で掃除できなくなっていたら、カビ掃除のプロに依頼してみましょう。
ゼヒトモにはたくさんのカビ掃除のプロがいます。いくつかの質問に答えることで、あなたにピッタリのプロを紹介します。ぜひ、ゼヒトモから自分に合うカビ掃除のプロを見つけてみてくださいね。
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依頼した方の声
とても対応が良くて、キッチン、換気扇、お風呂、トイレがピカピカになりました。 頼む前は汚れていて恥ずかしいと思いましたが、頼んで良かったです。 説明も丁寧で分かりやすくとても親切でした。
毎月実家が定期清掃でキレイにしてもらっているということで私の家も頼みました。子供も小さく3人もいるのでお掃除に手が回らない。リビングの床の食べこぼし汚れ、トイレ、浴室、窓など 気になるところを隅々まで丁寧にお掃除してもらってます。 今は隔月頼んでます。とてもキレイを維持しています。
お風呂、キッチン、トイレなどの水回りを中心にやっていただき、細かいところまですごくきれいになりました。 見違えるようにきれいになり本当に嬉しいです。 玄関や窓のサッシなど、時間が余ればその分どんどん他の箇所もきれいにしていただけたため、全体的にすごく満足しています。 お人柄も気さくな方で安心してお願いすることができました。 この度はありがとうございました!
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