ずっと開けていなかった押入れの奥のものを取り出すとき、またずっと使っていなかったエアコンをつけたとき、独特な嫌な臭いがしたことないですか?それはカビの臭いかもしれません。
カビは胞子を飛ばして繁殖していくため、私たちがカビの胞子を吸い込み続けるとアレルギーを起こしてしまう可能性もあります。
今回はカビはどんなところに生えてしまうのか、カビを取るにはどうしたらいいのか、見ていきましょう。
1.カビの臭いってどんな臭い?
カビの臭いがわからないという方もおられますね。カビの臭いの特徴を言葉にするのは難しいのですが、台所のシンクの下の収納棚の臭い、換気があまりできなかった押入れの奥の臭い、強いて言えば墨汁のような臭いと言えるかもしれません。
実はカビ自体は無臭で、カビは野菜・果物・人の垢・フケ・壁紙・木材など様々なものを栄養として繁殖します。その時に排出される老廃物が臭っているのです。
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2.どんなカビが生える? カビが生える場所とカビが生えやすいもの
洗面所
洗面所のカビは、ピンクのぬめり(酵母菌による)や黒カビが多いと言えます。お風呂場や洗濯機なども近くにあることも多く、湿気が高い場所なのでカビが生えやすくなっています。洗面台の下の収納スペースもカビが発生しやすいです。
お風呂
お風呂場は湿度と温度が高い上、人の体から出るあかや石鹸カスなどカビの栄養分となるものがたくさんあるため、カビが最も生えやすい場所です。
黒カビやススカビ、赤カビ(ぬるぬるしたピンクのカビ)が多く見られます。
台所の水回り
キッチンのシンクは炭水化物や脂肪分、タンパク質などカビが好むものが多く、シンク周り・三角コーナー・排水溝など黒カビやぬめりが生じやすい場所です。
流しの下の収納棚も湿気が多く、調味料などの付着もカビの繁殖の原因になります。
エアコンや空気清浄機などの家電
エアコンも使用すると結露が生じカビが発生しやすい場所です。
カビが生えたエアコンをそのまま使用し続けると、カビを部屋にまき散らしてしまいます。特に注意したいのがトリコスポロンというカビで、アレルギー肺炎を引き起こすこともあります。空気洗浄機や加湿器なども内部を定期的に掃除しないとカビが生えてしまいます。
窓周り
結露が生じてしまうと窓のゴムパッキン部分などに黒カビが発生しやすいです。生えたカビをほっておくとカーテンや障子にまでカビが生じてしまいます。
クローゼット
換気や除湿を怠ってしまうと湿気がたまりやすいため、カビが生じます。
白色や緑色のカビが多いそうです。
服や靴・バッグなどの服飾製品
ウールやシルクの生地は白カビが好みますし、Yシャツやブラウスにつくのは黒カビが多いそうです。注意したいのは一度だけしか着てないからと着用した服を放置してしまうと、汚れがカビの栄養となってしまうためカビ発生のリスクは高くなるそうです。また、クリーニングから帰ってきた服にはビニールがかかっていると思いますが、つけたままだと湿気がたまるのでビニールを外します。
特に革製品はカビの栄養源となりますのでカビは生えやすいといえます。保管するときは湿気や温度に注意し、通気のいい場所を選びましょう。
食品
柑橘系の果物や練り物系につく青カビペニシリウム、穀物やパン、古くなったご飯につく赤カビフザリウムなどがあります。カビ毒によって食中毒が起きることもありますし、内臓や免疫に影響を及ぼすこともあるので、注意が必要です。
3.場所別カビの掃除、カビ除去の方法
窓周りのカビ
住宅用中性洗剤を吹き付け(または食器用洗剤でも可)、5分後濡れ雑巾で拭き取ります。頑固な汚れには濡らしたキッチンペーパーを貼り付けてその上からカビ取り剤をスプレーして15分待ち、濡れ雑巾で拭き取ります。これらの作業は必ずゴム手袋着用で行いましょう。
クローゼットのカビ
カビが生えているものはビニール袋にとりあえず入れるか、外に出してしまうかして胞子の飛び散りを防ぎます。エタノールや逆性石鹸でクローゼットの中を拭き、黒い点が残ってる場合は台所用塩素系漂白剤で漂白します。目立たないところで色が変わらないか確かめてから行いましょう。普段から時々扉を開け放して換気を行っていきましょう。
服や靴・バッグなどの服飾製品のカビ
酸素系漂白剤が使える服なら、ゴム手袋を使って50度前後のお湯3リットルに対し、大さじ2杯の酸素系漂白剤を入れて溶かし、服を一時間ほどつけ込みます。カビ部分をもみ洗いしてからよく洗って天日干しにします。
革製品なら固く絞ったタオルでカビをたたくように拭き取り、それから天日干しにして乾燥&殺菌します。革製品用保湿クリームを塗って完了です。
ただし服や靴、バッグは必ず洗濯表示に従い、良しとされていない洗剤などを使うと色落ちや破損のリスクがあることも知っておいてください。
カビ臭さを取る!カビの匂いとさよならする対処法5つ
1.臭いの場所を特定する
まずはどこにどのようなカビが、どれくらいの量で生えているのか確認してください。エアコンと思ったらエアコンの裏の壁部分にびっしり!なんてこともあるかもしれませんよ。
2.カビ取り掃除をする
窓を開けて換気をしつつ、カビ取り剤などを使ってカビを取りますが、掃除の最後にエタノールをかけて消毒をして菌を死滅させましょう。定期的な掃除に加え、掃除後は湿気を追い出すために換気を心がけていきましょう。
3.カビが取れないものや汚いものは捨てて買い換える
カビが取れない場合カビは胞子を出し続け、カビが増殖していきますし、カビが生えているものを使うのでは見かけも悪く、気分もよいものではありません。潔く捨てましょう。
4.部屋干しの服やバッグなど洗濯物にカビ臭さ・生乾き臭が残る時の対処法
まず晴れて乾燥した日を選んで天日干しして、十分乾燥したらカビの部分にブラシをあて、カビを取っていきます。普通に洗濯するか、もしくは服の表示を参考に、漂白剤に一時間つけ込んだのち洗濯します。
臭い取りのため酢を1カップ加えて洗濯するという方法もあります。酢には消臭効果とカビを退治する効果があるんですよ。ただし消臭と同時に酢の臭いが残る可能性もありますので、最終的な判断はご自身でなさってくださいね。
5.重曹を消臭に使用する
重曹とは、重炭酸曹達(ソーダ)の略称です。化学物質名は炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)といい、塩に似た成分です。1カップの重曹を加えて温水で何度か洗濯すると、カビ臭さが取れていきます。
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また、防カビコーティングをしてもらえばカビが発生しにくくなります。今後のお手入れが楽になり、とても便利ですよ。
2.掃除のストレスがなくなる
長年の頑固なカビ汚れ、自分で落とそうとするのは大変ですよね。プロの手で掃除してもらうことで、「いつかやらないと⋯⋯」と考えるストレスから開放されます。
一度きれいになった空間で過ごすと、不思議と普段の掃除もやる気が出てくるでしょう。
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依頼した方の声
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毎月実家が定期清掃でキレイにしてもらっているということで私の家も頼みました。子供も小さく3人もいるのでお掃除に手が回らない。リビングの床の食べこぼし汚れ、トイレ、浴室、窓など 気になるところを隅々まで丁寧にお掃除してもらってます。 今は隔月頼んでます。とてもキレイを維持しています。
お風呂、キッチン、トイレなどの水回りを中心にやっていただき、細かいところまですごくきれいになりました。 見違えるようにきれいになり本当に嬉しいです。 玄関や窓のサッシなど、時間が余ればその分どんどん他の箇所もきれいにしていただけたため、全体的にすごく満足しています。 お人柄も気さくな方で安心してお願いすることができました。 この度はありがとうございました!
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