カビがいっぱい発生して困っている、完璧にカビをなくしたい、床下のカビを取りたい、カビ取りやカビ除去をプロの業者に依頼したいけど費用が分からなくて不安・・・。
このような悩みを持つ方も多いのではないでしょうか?
カビ取りは、増殖を防ぐためにも早めの対策が必要です。
この記事ではカビの弊害、カビ取り・カビ除去業者の費用相場と、いいカビ除去の業者の見分け方、そして防カビ対策を取り上げています。カビがないクリーンな家に安心して住むために参考にしてください。
カビによる健康被害は超危険!
カビは単なる汚れとは違います。カビを放置すると、深刻な健康被害をもたらす可能性があります。カビによる健康被害は、主に5つ考えられます。
- アレルギー性鼻炎
- 気管支肺アスペルギルス症
- シックハウス症候群
- 水虫
- 酸欠
また、喘息をお持ちの方、過去に持っていた方は悪化・再発するリスクもあります。
カビの危険性を、しっかり理解しましょう。
アレルギー性鼻炎
カビの胞子を吸い込み粘膜につくと、発症するリスクがあります。
主な症状としては鼻水や鼻づまり、くしゃみなどが現れます。
気管支肺アスペルギルス症
アスペルギルスというカビが体内に入って肺で増殖し、呼吸を妨げます。
免疫力の低下、アスペルギルスにアレルギーがあると発症しやすく、咳や痰・息切れ・微熱など、喘息と似た症状が出ます。
シックハウス症候群
カビによる室内の空気汚染によって、鼻水、喉の乾燥、吐き気、頭痛などが起きます。家の中に長時間いて起きる体調不良であれば、もしかするとどこかにカビが生えているかもしれません。
水虫
水虫はカビの一種が皮膚に寄生することで起きる病気です。室内に水虫の元となるカビ菌がいないようにすることで、慢性的な水虫の症状を改善できるかもしれません。
室内の酸素濃度が低下による酸欠
カビ菌も生き物です。菌が呼吸することで、室内の酸素を消費します。室内の酸素濃度が低下すると頭痛などの体調不良が発生することもあるので、注意が必要です。
カビによってこれだけの健康被害のリスクがあります。厚生労働省もカビの被害について注意をしているので、カビは放置せずにすぐに対処をしましょう。
カビ取りは自分でもできるが手間はかかる
カビによる健康リスクを理解できたと思います。カビは早めの除去が大切です。
カビ取りをする方法は、自分で行うか専門業者に依頼するかのどちらかになりますが、業者に依頼するのが良いでしょう。もちろん自力でカビ取りをするのも可能で、市販のカビ取り剤などを揃えるだけなので費用は数千円程度で安く済みます。
しかし、カビの状況次第では手間がかかる上に、完璧に除去できるか分かりません。さらに、カビ取りは増殖を防ぐためにもすぐに対応する必要があるので、専門業者に依頼した方がスムーズに除去できるのでおすすめです。
カビ取り業者に依頼するべきケース
以下のような場合は、特にカビ取り業者に依頼をした方が良いでしょう。
- カビの範囲が広い
- カビの進行が進んでいる
- カビを隠すために塗装をしている
壁一面にカビが発生している、天井までカビが点在しているなど広範囲に渡り進行している場合は、カビ除去業者に依頼するのがおすすめです。
広範囲に進行している場合、市販のカビ取り剤では限界があるので、素人が自分でカビ取りをしようとしても限界があるでしょう。
また、過去にカビを隠すために壁に塗装をしている場合、塗装を剥がし根本からカビを除去するのが必要です。この場合も、自分でやるにはかなりの手間がかかるので、専門業者に依頼した方が良いでしょう。
カビ除去業者にカビ取りを依頼した場合の費用相場
カビ取りを専門業者に除去を依頼した場合、料金はいくらぐらいになるのでしょうか?
前提として、カビ取り業者に依頼する際の料金は、カビが進行している範囲で決まります。
お風呂 | トイレ | キッチン | コーティング | |
費用の定義 | 1㎡あたりの料金によって決まる | 1㎡あたりの料金によって決まる | 1㎡あたりの料金によって決まる | 1㎡あたりの料金によって決まる |
費用目安 | 15,000〜25,000円 | 10,000〜13,000円 | 21,000〜25,000円 | カビ除去と同額 |
※注意事項:出張費用や人数によってもプラスでかかります
大きさ・場所別で費用を把握しましょう。プラスでコーティングなどのオプションをつければ目安よりも高くなります。
細かい費用は業者によっても異なるので、事前に問い合わせをしましょう。
1㎡あたりのカビ取りの費用相場は2,000円~3,000円
カビ除去の費用相場は1㎡あたり約2,000円〜3,000円です。なお、1㎡以内の範囲であっても最低料金として2,000円〜3,000円が必要となる場合があります。
お風呂・トイレのカビ取りの費用相場
一般的なお風呂場の広さは壁や天井、浴槽すべてで6㎡〜7㎡です。そのため費用は15,000円〜25,000円前後になります。カビだけでなく、お風呂場の水垢などの汚れもすべて綺麗にしてくれます。
トイレのカビ取りの費用相場
トイレは10,000〜13,000円が目安です。
お風呂ほど広くはないので、料金はそこまで高くなりません。トイレも、ただカビを取るだけではなく、汚れも綺麗にしてくれます。
キッチンのカビ取りの費用相場
キッチンの場合はシンク、コンロ、壁、収納棚など合わせた広さが、7㎡~8㎡です。費用は21,000円〜25,000円前後になります。カビだけでなく、油汚れなどもなく綺麗なキッチンになります。
コーティングの費用相場は1㎡あたり2,000円~3,000円
カビが繁殖しにくくなるコーティングをする場合の費用相場は、カビ除去と同額の1㎡あたり2,000円〜3,000円です。今後カビに悩まされる心配を少しでも減らしたい方は、コーティングも除去と一緒に依頼しましょう。
その他の費用
業者に依頼する費用としては、他にも出張費用がかかります。
カビ掃除の費用を抑えるコツ
カビ清掃の費用を抑えるコツは、除去かコーティングのどちらかに絞ることです。自力で水洗いできる範囲で綺麗にした後にコーティングを依頼するか、カビ除去だけを依頼することで、費用を抑えられます。
カビ除去業者にカビ取りを依頼するメリット
カビ除去業者にカビ取りを依頼することで、プロの技で徹底的に家の中をカビのないキレイな状態にしてくれます。具体的にどのようなところが業者に依頼するメリットなのか、順に見ていきましょう。
カビを根本から取り除ける
カビ除去業者に依頼すれば、自分で行うよりも確実にカビ取りができます。素人では対処しきれないカビも根本から除去できるので、依頼すれば綺麗になること間違いなしです。
掃除がしにくいような場所も綺麗になる
掃除のしにくい排水管の中やエアコンの内部、追い炊き配管などに発生したカビもプロの業者ならキレイに除去してくれます。日頃なかなか掃除ができず、カビが生えているかどうか分からないようなところまでカビをなくしてくれます。
プロ専用の洗剤で徹底的に除去してもらえる
プロのカビ取り業者は、汚れに応じて適切な洗剤を使います。一般では扱えないような洗剤を使うことで、頑固なカビ汚れも綺麗になります。
また専用のものなら、ただカビを取るだけではなく、カビの発生を抑える効果もあるので、今後の対策にも有効です。
カビ取り後のコーティングも可能
カビ取り後の防発のためのコーティングを任せられるのも専門業者に依頼するメリットです。
コーティングを施すことで、カビの再発防止がより強化されます。
ただ、コーティングを依頼する際には、どんな薬剤を使用しているのかしっかり確認しましょう。効果を長時間維持できる点から、複合材の使用がおすすめです。
壁紙を傷つける心配がない
壁紙の素材によっては、カビ取り洗剤によって壁紙が溶けます。プロならその被害を最小限に食い止めながら、カビを除去できるので安心です。
もしも壁にカビが繁殖してしまった場合は、業者に掃除した後にどのような状態になるか確認してみましょう。
優良なカビ除去業者の見分け方
いろいろな業者の中から優良なカビ除去業者を探すためには、8つのポイントがあります。
- デモ施工をする
- 相応の見積もりを出してくれるか
- 薬剤の説明がある
- 高圧洗浄機を安易に使わない
- 依頼をなんでも受けようとしない
- 事前打ち合わせをする
- 豊富な施工実績があるか
- 一つひとつの対応・説明が丁寧か
満足のカビ除去を依頼するためにも、このポイントを押さえた業者にお願いしましょう。
カビ取りする前にデモ施工をする業者か?
カビ除去のために使用する薬剤によっては、壁紙などにダメージを与えてしまう可能性があります。このダメージがどの程度現れるかどうかをチェックするために、優良業者の場合はデモ施工をします。 デモ施工をしない場合には、カビ除去作業の後に壁紙に大きなダメージが残ってしまう可能性もあります。後々のトラブルを防ぐためにも、デモ施工をする業者を選びましょう。
相応の見積もりを出してくれるか?
多くのカビ除去業者は、基本的に無料で見積もりを出してくれます。しかし、中には無料で見積もりを出してくれない業者や、安く見積もって後々追加請求をしてくる業者もいます。
業者によるトラブルを避けるためにも、見積もりはしっかり出してもらいましょう。内訳が曖昧ではないか判断するのがポイントです。
薬剤の説明がある業者か?
使用する薬剤について事前に説明する業者は優良業者である可能性が高いです。カビ除去で使用する薬剤は強力な薬剤も多いので、カビだけでなく他のものにもダメージを与えてしまうかもしれません。 薬剤の使用後にどんな変化があるのかについては、しっかりと説明を受けましょう。
高圧洗浄機を安易に使わない業者か?
最近の外壁にはデザイン性を重視して、特殊な外壁塗装をしている場合があります。このような外壁に高圧洗浄機を使用すると、外壁を傷つけてしまいます。 高圧洗浄機を使用する業者の場合であれば、この外壁に高圧洗浄機を使用して問題ないか、確認するようにしましょう。
依頼をなんでも受けようとしない業者か?
カビ防止業者では限界のあるカビのトラブルもあります。例えば、壁の内部へのカビの繁殖は、カビ防止業者では対処できずリフォームするしかありません。 対応できない・難しい依頼を何でも引き受けようとする業者には注意が必要です。
事前打ち合わせをする業者か?
優良業者であれば、一般の人ではできないような範囲に関しては引き受けてその他の部分に関してはお客様ご自身のお手入れをするといった提案もしてくれます。 事前に作業内容はどこまで行うか、細かく説明を受けてから料金を聞くようにしましょう。事前の打ち合わせをしっかりとすることで、作業が進むにつれて追加料金が発生するような業者に依頼することを防げます。
豊富な施工実績があるか?
過去にカビ取りの豊富な施工実績・施工事例があれば、いろんなケースにおいても対応してくれる業者と判断できます。
過去の対応件数や実績は、業者のホームページに載っていることが多いです。
また、実際に利用した人の口コミ・評判を、SNSで調べてみるのも参考になるでしょう。
一つひとつの対応・説明が丁寧か
結局のところ、カビ取り業者も人なので、一つひとつの対応が丁寧かつ分かりやすくコミュニケーションが取りやすいかも重要なポイントです。
どれだけ実績があったとしても、説明が丁寧でなかったり、コミュニケーションが取りづらかったら、思い通りのカビ取りができない可能性が高いです。
まずは電話やメールでも話してみて、実際に依頼しても丁寧な対応でコミュニケーションが取りやすいかどうかを判断しましょう。
カビが生えないようにするための予防策
カビ除去をしてもらっても、またカビが発生してしまったらもったいないです。キレイな状態をキープするためにも5つのポイントを押さえておきましょう。
- 換気扇を回す
- 水場は乾拭きする
- ホコリなどのゴミがないように掃除する
- 結露対策も行う
- 防カビのくん煙剤や貼るだけ防カビシートでカビを予防する
この5つのポイントをより詳しく説明します。
換気扇を回して湿気を取る
換気扇を回すことで、湿度が部屋の中にこもらないようにしましょう。電気代はかかるかもしれませんが、カビ除去の依頼をまたお願いするよりも絶対にオトクです。
箪笥の裏や冷蔵庫の裏などホコリと湿気が溜まりやすい場所は注意が必要です。
水場は乾拭きする
キッチンやお風呂場を使用したあとは、乾拭きするようにしましょう。浴室乾燥機のついているお風呂場であれば、乾燥を機能させても良いです。とにかく、カビの繁殖の原因となる湿気を逃がすことを心がけましょう。
ホコリなどのゴミがないように掃除する
ホコリや生ごみなどのゴミはカビ菌が付着しやすい場所です。特に生ごみはカビの大きな栄養源です。生ごみはすぐに処理する、室内にホコリをためないようにすることでカビの繁殖を防げます。
また、ゴミ箱内に付着している汚れもカビの栄養源となります。ゴミ箱の汚れも放置せずに綺麗にしましょう。
結露対策も行う
結露が発生しやすい場所は、カビの原因でもあるホコリと水分が大量に発生します。そのため、結露対策もカビ対策の一環です。結露対策としては、定期的に結露を除去し、発生を抑えるために換気を行いましょう。
防カビのくん煙剤や貼るだけ防カビシートでカビを予防する
最近は銀イオンやバイオの力でカビを防止する商品が出ています。
例えば、一番カビが付きやすいお風呂のくん煙剤として人気なのは「ルックおふろの防カビくん」や「Earth らくハピ お風呂カビーヌ」などの商品です。どちらも水を入れて締め切ったお風呂場で燻煙する商品で2~3ヶ月はカビを防止してくれるもので、手軽にカビ防止ができます。
お風呂の防カビ・くん煙剤
貼るだけのカビシートは「バイオくんお風呂用」「カビピカお風呂用」などの商品で、微生物のバイオの力でカビを予防するものです。
燻煙するか、貼るかは好みがあると思いますが、どちらかというと銀イオン燻煙タイプのほうがカビ抑止にはより効果があるようです。
※カビの発生しない環境作りについては、「文部科学省のカビ対策マニュアル基礎編」と「文部科学省のカビ対策マニュアル実践編」が参考になります。
カビができやすい環境は?
カビが生える原因を理解して、カビが生えやすい場所を確認しましょう。
あなたの家のカビはどんな原因でどんな場所に生えていますか?
土に住むカビ菌が空気に蔓延するのが家にカビがつく原因
カビ菌が自然界で生息している場所は、土の中です。土の中にいるはずのカビ菌が、なぜ家の中で繁殖するのか? それは強い風や耕うんなどで、土から出てくるカビ菌が空気中に広がるからです。このカビ菌が風に乗って家の中に侵入してきます。
カビ菌が家の中で付着しやすい場所は、「湿気がたまる」、「ホコリなどの付着しやすいゴミがある」、「外気に触れやすい」、という要素がある場所です。これから4つの具体的な場所を紹介します。
- キッチンやお風呂の配管
- 湿度が高い部屋
- 湿気がたまりやすい床下
- カビ菌が付着しやすい外壁
順に細かく説明します。
配管からの水漏れ
キッチンやお風呂の配管には、汚れ・水が流れるため、カビが繁殖しやすくなっています。特に水漏れしている場合には、配管だけでなくその周りの壁などにもカビが広がります。配管が水漏れを起こしていないか、配管周りにカビが生えていないか確認してみましょう。
湿度が高い部屋
キッチンやお風呂など、湿度が高くなりやすい部屋はカビが繁殖しやすいです。見えないところにカビが大繁殖している可能性もあるので注意が必要です。
湿気がたまりやすい床下
床下は、カビ菌が生息する土に近いです。そのため家の中でも、カビ菌が侵入しやすい場所となっています。床下を定期的に確認することで、カビが大繁殖する前に気づくようにしましょう。
カビ菌が付着しやすい外壁
外壁はカビ菌が付着するリスクが最も高い場所です。特に、家の周りで工事などで土を掘り返しているような状況であれば、カビ菌が大量に空気中に蔓延するかもしれません。
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・近くにどんなプロがいるか分からない。
・いろいろなプロを一気に検討してみたい。
・依頼の前にやり取りをして自分に合う業者に頼みたい
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依頼した方の声
<口コミ>
室内のカビが気になりご依頼を致しました。 作業完了後が大事との事でカビが発生する原因について細かく対処法まで教えて頂きました。 大変満足です。
<口コミ>
7月30日に工事をして頂きました。今年の梅雨の長雨で入居前の中古マンションがすっかりカビ臭くなってしまい途方に暮れていましたが、こちらのサイトでプロスパーさんを知り依頼しました。
箇所はクローゼットと壁紙の内側ですが、クローゼット内はベニヤでカビ除去後は木の香りが甦りました。業務用のパワフルな除湿機も教えて頂き今後のカビ対策の為に設置しました。 丁寧な対応とコスパで大満足です。
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