お風呂場の床についてトラブルを抱えていても、リフォームするべきかわからずに困ってしまうということもありますよね。もし困ったら、床だけのリフォームを検討してはいかがでしょうか。
この記事では、どのような時にお風呂場の床をリフォームするべきか、業者に依頼する場合の費用相場はどれくらいかについて解説していきます。
リフォームに使える保険制度や補助金制度についても解説し、業者・DIYそれぞれのメリット・デメリットについてもご説明するので、検討時に役立ててくださいね。また、リフォーム後の床をきれいに保つ方法もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
お風呂の床だけリフォームするメリット
お風呂の床をリフォームすると、主に以下の4つのメリットが得られます。お風呂場全体をリフォームしなくても、床だけのリフォームでも求めている効果が得られるでしょう。
ヒートショックの予防になる
お風呂の床が冷たいままだと、浴槽に入った時との温度差で胸の痛みや呼吸困難、失神などを引き起こす「ヒートショック」になる可能性があります。
ヒートショックとは、激しい気温の変化によって急激に血圧が上下し、心筋梗塞や脳梗塞などの心臓や血管に関わる疾患が起きる事です。
暖かい部屋から寒いお風呂に移動すると血圧が上がり、お湯に浸かると血圧が下がるため、短時間で血圧が激しく上下します。この血圧の動きがヒートショックの原因です。
お風呂場が冷えていると、浴槽に浸かった時との温度差が激しくなりヒートショックが起こりやすくなります。
入浴前にお風呂の床をシャワーで温めて、保温性を高めておけばある程度ヒートショックは回避できるものの、根本的な解決とはなりません。お風呂の床が冷たく、温度差が心配という場合はリフォームを検討しましょう。
水漏れによる家の傷みを防げる
水漏れは主に、以下の部位が劣化する事で発生します。
- 蛇口
- パッキン
- 給水管
- 排水管
- 浴室の壁
- 床の隙間
- 浴槽(ひび割れなど)
浴室の床の劣化も、水濡れの原因のひとつです。水漏れを放置すると土台の腐食といったトラブルにもつながるため、早急な対応が必要になります。大掛かりなリフォームを行う前の対策としては、耐水性のあるマットを敷いたり、DIYで簡単にできる加工を一時的に施したりするのがおすすめです。
転倒防止につながる
床が滑りやすいままだと、転倒の危険性があります。特に、小さいお子さまや高齢者と同居している家庭の場合、安全面には十分気を配りたいところです。
掃除をしてぬめりを除去するのもひとつの手段ですが、劣化が進んでいると掃除だけでは完全に汚れを落とせなくなる事も少なくありません。もし掃除をしても滑りやすさが解消できない場合は、リフォームをすると快適に過ごせるようになります。
汚れを落としやすくなる
お風呂の床が古くなるとカビや汚れを落としにくくなります。特にタイルの隙間に付着した汚れは、経年劣化とともにこびりついてしまい、擦っても取れないケースがほとんどです。
汚れを放置しておくと、雑菌の繁殖に繋がります。繁殖した雑菌は「ぬめり」の原因となり、これは黒カビの発生の原因のひとつです。また、黒カビは喘息や鼻炎などのアレルギーの一因でもあります。
重曹や洗剤を使っても汚れが落ちない場合は、健康被害を防ぐためにも床そのもののリフォームを検討するべきです。新しい床は汚れがこびつきにくく、簡単に掃除ができるため清潔さを保てます。労力を減らせるというメリットもあるため、簡単に綺麗な環境を維持できるでしょう。
【工事内容別】お風呂の床をリフォームする費用相場
ここでは、実際にお風呂の床をリフォームする際にかかる費用相場を、工事内容ごとに紹介します。在来工法ではなく、ユニットバスの床をリフォームする場合の費用相場も紹介しているので、自宅のお風呂に合わせて参考にしてください。主におこなわれる工事は以下の3通りです。
- 部分的な補修
- 床の重ね張り
- 解体を伴う床の交換
また、ユニットバスの床をリフォームする場合の費用相場も別途押さえておきましょう。
また、以下の関連記事では、お風呂・浴室リフォームの工事内訳や施工事例を紹介しています。実際にかかった費用も掲載していますので、お風呂の床以外のお風呂・浴室リフォームも検討されている方はこちらも一緒にご確認ください。
部分的な補修
在来工法でもユニットバスでも、直したい箇所によっては部分的なリフォームをおこなえます。工事費用は約3万円と見ておきましょう。
部分的なリフォームは、タイルの一部分が欠けていたり、ひび割れていたりするケースにおいて可能です。
まず補修が必要な部分のタイルを除去し、再度下地処理をしてからタイルを張り直して目地を打ち直します。樹脂製のユニットバスであれば、エポキシパテなどの素材を充填してから防水処理を施すという方法をとるのが一般的です。
床の傷みが酷く、水漏れが発生している場合は下地となっている木材が腐っている可能性があるため、下地ごと補修や張り替えをおこなう必要があるかもしれません。
床の重ね張り
現在の床をそのまま使い、その上にシートやタイルなどの床材を重ねて張るリフォーム方法です。工事費用は約5万円と見ておきましょう。
重ね張りは解体を伴わないため大掛かりな工事が不要で、比較的低コストで気軽におこなえるのがメリットです。
在来工法のお風呂の床の場合は、タイルの上に下地を作ってから新しいタイルを敷きます。その上で目地を処理し、コーキング材の充填をおこなうのが主なリフォーム方法です。手軽な方法ではありますが、床の高さがリフォーム前より高くなってしまうというデメリットには気をつけましょう。
ユニットバスの床の場合は、防水シートを現在の床の上に重ね張りします。施工が簡単な上、新しいシートに高い機能性があれば、より快適な環境を作れるのがメリットです。滑り止め加工が施されているものを選べば安全性が高まりますし、保温性を重視すればヒートショック対策に役立つでしょう。
床の重ね張りをする際は、現在の床が傷んでいないか確認してください。床に凹凸があると新しい床にも響いてしまいます。また、カビなどの雑菌の繁殖の可能性も考えられるため、床の状態のチェックは必須です。
解体を伴う床の交換
お風呂の床が全体的酷く傷んでいる場合は、床そのものを解体して張り替える必要があります。工事費用は約10万円と見ておきましょう。
水漏れが起きていて下地に水が染み込んでいると、既存の床は使えません。また、耐久年数を大幅に超えており、寿命を迎えている古い床も使い続けるのは難しいと言えるでしょう。
在来工法のお風呂の場合、床を全て解体し除去した後で、床を張り直すリフォームをおこないます。劣化の度合いによっては、バスタブの下地もリフォームしなければならない事もあるため、工事は大掛かりになると考えてください。
ユニットバスの場合、床だけではなく浴室ユニットを全て交換します。
状態によりますが、工事期間は3日以上かかる事が考えられるため、施工中にお風呂に入る場所を決めておきましょう。銭湯やジムを利用したり、親戚や友人に頼んで使わせてもらったりという選択肢が挙げられます。
ユニットバスの床をリフォームする
ユニットバスの床をリフォームする際の費用相場は、約5万円~10万円と見ておきましょう。比較的安価でリフォームできるのは、ユニットバスの形状が理由です。
ユニットバスは、浴室全体のパーツがすべて一体になっています。そのため在来工法とは異なり、床だけを剥がしたり、別の素材にする事が困難です。
したがってユニットバスの床をリフォームする際は、既存の床の上にシートを貼るリフォームが多い傾向にあります。シートを貼る工法は安価でできる場合が多いため、ユニットバスのリフォームは高額にならずに済む事が多いのです。
また、床を塗装し、コーティングする方法も選べます。塗装の費用相場は約20万円と少し高めであるため、予算に余裕がない場合はシートの貼り付けを選択しましょう。
万が一ユニットバスの床が大きく破損し、水漏れなどが発生している場合は、ユニットバスを丸ごと新しいものに変える事も考えなければなりません。その場合の費用相場は、施工費も含め数百万円です。
【素材別】お風呂の床をリフォームする費用相場
お風呂の床に使われる素材は、主に6種類です。ここでは、それぞれの特徴と費用相場について解説します。
素材名 | 費用相場 |
樹脂床材 | 約5万円 |
FRP床材 | 約20万円 |
木製床材 | 約20万円 |
タイル床材 | 約15万円 |
浴室床材シート | 約5万円~15万円 |
天然石材 | 約30万円~50万円 |
樹脂素材:費用相場=約5万円
樹脂素材は、耐湿性と防水性に優れており、比較的安価な素材です。施工費用は約5万円と比較的安価で、コストを抑えたい人に向いているでしょう。
水はけがよくメンテナンスしやすいのも大きなメリットだと言えます。ただし、汚れが多少残りやすいのでこまめな掃除が必要です。
色の展開が豊富で選ぶ楽しみが広がる素材でもあり、お風呂の雰囲気を一新したい方に向いています。
FRP素材:費用相場=約20万円
FRP素材はガラス製で、耐久性と防水性に優れている素材です。施工費用は20万円ほどと考えておきましょう。
保温性も兼ね備えているため、よりヒートショック対策に力を入れたい方におすすめですよ。
デザインのバリエーションが豊かというメリットもある一方で、水垢がつきやすいという難点もあります。メンテナンスに時間をかけられるかどうかについても検討してみてください。
木製床材:費用相場=約20万円
木製床材はさまざまな機能性を持っている素材です。施工費用は約20万円と見ておくとよいでしょう。
防水性や防腐性、保温性に優れている素材なので、高機能な床材を選びたい人におすすめです。また、滑りにくいという特性も持っています。
見た目が綺麗で木の温もりを感じられる空間を演出できますが、湿気やカビに弱い面も。お風呂場の換気をしっかりとおこなう必要があります。若干費用が高めであるところにも注意しておきましょう。
タイル床材:費用相場=約15万円
タイル床材は防水性と耐水性に優れている素材です。施工費用は約15万円と、スタンダードな価格でリフォームできる傾向にあります。
使い勝手がよく、防水性と耐久性に優れているので張り替えた床を長く使い続けたい人におすすめです。在来工法のお風呂に多く使われている床材で、水はけがよくメンテナンスが比較的簡単にできるというメリットがあります。
また、デザインのバリエーションが豊富なのでお気に入りの床材を選びやすいでしょう。滑りやすさが気になる人は、滑り止め加工が施されているタイプの素材を選ぶのがおすすめです。
浴室床材シート:費用相場=約5万円~15万円
浴室床材シートは床に貼り付けるタイプの素材です。施工費用は約5万~15万円で、他の素材よりも安価でまとめられます。
機能性が幅広いのが特徴で、クッション性や保温性を持つものも多く、必要としている機能にあわせて適したものを選べる素材です。
どのような機能を持つかによって施工費用が大きく変わるため、付加したい機能と予算の兼ね合いを考えるのをおすすめします。
天然石材:費用相場=約30万円~50万円
天然石材は耐久性があるうえ、おしゃれなのでお風呂場に高級感を演出できる素材です。施工費用は約30万~50万円と高額になるため、予算面については十分考慮しましょう。
既存の床が天然石でない場合は、下地ごと張り替える必要があります。基礎形状によっては施工できない可能性もあるので、事前の確認が必須です。
傷がつきやすく、あまり保温性がない素材であり、ヒートショック対策が必須ですが、お風呂場を上品な雰囲気に変えたい人にとってはぴったりだと言えます。
お風呂の床リフォームには保険・補助金が使えることも
滑りにくいお風呂の床へリフォームする際、介護保険の適用が可能な場合があります。高齢者の入浴をサポートするための制度なので、リフォーム時には適用されるか確認しておきましょう。
居住者に要支援・要介護認定を受けた高齢者がいれば、20万円を上限に支給されます。ただし、1割は自己負担となるため注意してください。また、要支援・要介護認定を受けていなくても、自治体によっては助成金の対象となるでしょう。
お風呂の床を高齢者向けにリフォームする際は、介護保険を利用して手すりの設置や段差の解消など、浴室全体のバリアフリー化を検討するのもおすすめです。
また、お風呂の床を対象にした補助金制度もあります。
上述した介護保険を筆頭に、各自治体が制度として実施している補助金制度に、お風呂の床を対象とした以下の制度も利用可能です。
- 子育てエコホーム支援事業
子育て世帯(申請時点において2005年4月2日以降に出生した子を有する世帯)
若者夫婦世帯(申請時点において夫婦であり、いずれかが1983年4月2日以降に生まれた世帯)
上記いずれかにあてはまる世帯がリフォームする場合、補助額が引き上げられます。
子育て世帯または若者夫婦世帯の場合、リフォームする住宅の条件によって30万円~60万円の上限補助額を受け取れます。
- 長期優良住宅化リフォーム推進事業
省エネルギー対策や耐震性、バリアフリー改修工事や三世代同居対応改修工事などを目的としたリフォームが補助対象となります。
長期優良住宅認定を取得しないが、一定の性能向上が認められる「評価基準型」の住宅の場合、1戸につき80万円が補助限度額です。
長期優良住宅と認定された「認定長期優良住宅型」の場合は、1戸につき160万円が補助限度額です。
補助金の詳しい制度については、以下の記事をご参考にしてみてくださいね。
>>お風呂のリフォームで利用できる補助金制度を紹介!申請期間や利用条件も
お風呂の床をリフォームするうえで、コストがネックになる方も多いでしょう。その場合は、介護保険や各種補助金制度を使用してみてはいかがでしょうか。
お風呂の床リフォームは業者とDIYどちらがよい?
DIYと業者への依頼は、それぞれにメリットと注意点があるため一概に「どちらがいい」とは断言できません。ここでは、お風呂の床をリフォームするうえで把握しておきたい、DIYと業者への依頼それぞれのメリットと注意点についてご説明します。
床のリフォームを業者に依頼するメリットと注意点
確実にリフォームをおこないたい場合や、DIYでの方法がわからない場合など、安心・安全さを求めるのであれば業者に依頼するのがおすすめです。
業者にリフォームを依頼すると、以下のメリットがあります。
メリット
- 断熱性や保湿性など浴室全体の機能アップも依頼できる
- 専門的な技術を有しているため失敗が少ない
- お風呂の形状に合わせた最適な施工を提案してくれる
- 不明点を納得いくまで相談できる
細やかな作業を任せられたり、機能性を確実にアップできたりするのは、専門技術を持つ業者だからこそできる事です。自分ではできない高度な施工を一任できるのは非常に大きなメリットだと言えます。仕上がりもDIYとは全く異なる高いクオリティーになるでしょう。
しかし、業者への依頼には以下の懸念点もあります。
デメリット(注意点)
- DIYと比べて費用が高い
- 浴室の状態によっては施工期間が長くなる
- 悪質なリフォーム会社も存在する
どうしてもコストを抑えたい時には、業者に細かい点まで注文するのは難しい可能性があります。また、しっかりと見極めないと悪徳業者に引っかかるかもしれないというところには十分注意が必要です。必ず複数社に見積もりを依頼しましょう。
床のリフォームをDIYするメリットと注意点
ある程度経験があり、自身でおこなえる範囲の施工であればDIYでリフォームするのもひとつの手段です。
お風呂の床のDIYには、以下のメリットがあります。
メリット
- 業者に依頼するよりも費用が安い
- 自分の好きなタイミングでリフォームができる
- 床材の種類やデザインなどを自由に選択できる
こだわりたい部分を自身で重点的にリフォームできる点は、DIYならではのメリットでしょう。何より、コストをかなり抑えられるのは嬉しいところだと言えます。
ただし、DIYでお風呂の床をリフォームする際は、メリットとあわせて以下の注意点も把握しておく必要があります。
デメリット(注意点)
- 業者に依頼するよりも手間がかかる
- 材料の選択や補修方法を誤った場合の修正が難しい
- 精度によっては水漏れなどのトラブルのリスクがある
- 必要な材料を漏れなく購入するのが大変
DIYでお風呂の床をリフォームする際は、メリットとあわせて注意点もしっかり押さえておきましょう。
リフォーム業者のサービスの流れ
業者がお風呂の床をリフォームする時の基本的な流れを知っておくと、依頼時にスムーズに対応できるため、ぜひ押さえておいてください。ここでは、リフォーム業者のサービスの流れと主な施工方法について解説します。
リフォーム業者に依頼した場合、以下のような流れでサービスが進行します。
①現地調査
業者が自宅を訪れ、お風呂場の広さや設備などを確認します。約1時間かかると見込んでおきましょう。
②提案・見積もり
現地調査後、3~5日後で提案・見積書が発行されます。
③契約
最終見積もりが作られ、納得がいった場合は契約書が発行されます。金額や工期を確認し、契約を結びましょう。
④着工
必要であれば事前に近隣への挨拶や管理者への工事申請などをおこない、着工となります。
⑤施工完了・引き渡し
施工完了後、業者とともに仕上がりを確認します。問題がなければ引き渡しがおこなわれ、全ての工程が完了です。
リフォーム後のお風呂の床をきれいに保つ方法
お風呂の床をリフォームした後は、床をきれいに保ち続けることが大切です。以下の方法を実践することで、リフォーム後のお風呂の床をきれいに保ち続けられるでしょう。
- 週に1〜2回はしっかりと掃除をする
- 入浴後に熱湯と冷たいシャワーをかける(50℃以上の熱湯を1箇所90秒程度)
- 水分を残さないようにする(水垢・皮脂汚れ防止)
- 床に物を直接置かない(ぬめり・カビ防止)
- 浴室全体を換気する
上記の方法とあわせて、ここから紹介するお風呂の床が汚れる原因と掃除の方法も覚えておきましょう。きれいに保つ方法・汚れる原因・掃除方法を把握することで、リフォーム後のお風呂の床をいつまでもきれいに使い続けられます。
お風呂の床が汚れる原因
お風呂の床が汚れる主な原因は、以下の通りです。
- 水垢
水垢は白くなってこびりついている汚れです。とくにタイル状の床に多く見られ、放置しておくと擦っても落ちにくいのが特徴で、経年劣化で傷んだ床の天敵と言えます。水垢は、水道水に含まれているミネラル成分が乾燥したもので、早めに対処して落としておきましょう。水垢は、クエン酸を使用するときれいに落とせます。
- 皮脂
お風呂で体を洗う時、必ず体から皮脂が汚れとなって床に流れ出していきます。この皮脂もお風呂の床に汚れとして蓄積していき、きちんと掃除が行き届いていないとカビの繁殖を招いてしまうのです。軽い皮脂汚れであれば重曹で落とすのをおすすめします。落ちにくい皮脂汚れが付着している場合は、酸素系の漂白剤を使用しましょう。
- カビ
お風呂にできるカビは、「黒カビ」と「赤カビ」の2種類です。黒カビは湿気を好み、汚れを養分として繁殖していく性質を持っています。黒カビ自体の対処も大切ですが、他の汚れを放置しておくと根本的な解決にはなりません。また、赤カビは「ルドトルラ」という酵母菌です。赤っぽくぬめっていて、水分だけで繁殖します。黒カビは赤カビを食べて繁殖するため、こちらも早急に除去しなければなりません。こびりついたカビの掃除には、塩素系漂白剤を使用してください。
- 石鹸のカス
石鹸カスはボディソープやシャンプーなどを洗い流した時に含まれている成分が乾燥して発生します。また、カビの繁殖源となる脂肪酸も含まれているため、床にカビが生えてしまう可能性もあるため必ず掃除しましょう。石鹸カスは蓄積すると層になり、なかなか落ちない汚れに変わってしまいます。アルカリ性の洗剤やスポンジなどを使い、丁寧に磨いてください。
これらが原因で床が汚れることを理解して、こまめな掃除や事前の汚れ防止に努めましょう。
ゼヒトモでお風呂・浴室リフォームのプロを探す
今回は、お風呂の床をリフォームすべきタイミングと、リフォームにかかる費用相場を紹介しました。床が冷たくなったり、滑りやすくなった際は、リフォームすべき状態かもしれません。床材の種類や費用相場を把握したうえで、早めにリフォームしましょう。
またリフォーム費用を節約するために、介護保険や補助金制度を利用するのもおすすめです。同じく費用を抑えられるDIYのメリットや注意点も把握しつつ、できるだけ安くリフォームできる方法を見つけ出してみましょう。
浴室リフォームの事業者探しには、マッチングプラットフォームの「ゼヒトモ」を利用してはいかがでしょうか。簡単な質問に答えるだけで、自分に合ったプロを見つけることが可能です。ぜひ利用してみてください。
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