フローリングの傷が目立つと、見た目が悪くなるだけでなく、躓いたりささくれで怪我をしたりといった危険が生じます。傷の補修は、ある程度であればDIYでおこなえるため、業者に依頼する前に応急処置をおこなってみましょう。
傷の補修方法は非常に簡単なものばかりなため、傷の予防方法とあわせて押さえておくとよいですよ。
株式会社 ウェルプデザイン
フローリングの傷を補修する方法
フローリングに傷がついてしまった場合、簡単に手に入るグッズを使うとDIYで補修できます。ここでは、傷を補修する方法を5つご紹介します。
アイロンを使う
無垢材のフローリングの場合、小さな凹み傷はアイロンを使うと補修できます。
ただし、これは応急処置です。業者に修理を依頼した場合でもアイロンを使用することはほとんどないため、軽微な傷のみにするのが無難です。
準備するもの
- アイロン
- タオル
- 水を張った桶など
手順
- 濡らしてから絞ったタオルで傷を覆う
- タオルの上からアイロンを約1分あてる
- アイロンを離してもう一度タオルを湿らせてよく絞る
- タオルの上にアイロンをあてて約1分待つ
- 3回同じ工程を繰り返すと傷が目立たなくなる
パテを使う
フローリングが欠けてしまったり、えぐれてしまったりした場合は、補修用のパテを使いましょう。パテとは隙間を埋める時に使われる柔らかい素材の事です。
準備するもの
- 補修用パテ
- テープ
- サンドペーパー
- ヘラ
手順
- 傷の周りにできているささくれを除去する
- 整えた傷の周りにテープを貼る
- 柔らかくしたパテを傷に埋める
- ヘラではみ出した部分を除去する
- パテが固まったらサンドペーパーで平らに整える
補修ペン・クレヨンを使う
家のフローリングの色に合わせた補修ペンや、専用のクレヨンを使用すると傷を補修できます。どちらも色を塗る工程を踏むだけなので、もし道具を揃えられるのであれば試してみましょう。
準備するもの(補修ペンの場合)
- 補修ペン
- 空拭き用の布
手順
- 補修ペンで傷をなぞる(木目がある場合は木目の方向に向かってなぞる)
- 空拭き用の布で塗った部分のインクをなじませる
より傷が深い場合は、補修ペンよりも補修クレヨンがおすすめです。
準備するもの(補修クレヨンの場合)
- 補修クレヨン
- 空拭き用の布
- ヘラ
手順
- 補修クレヨンで傷をなぞる(クレヨンで傷を埋めるように動かす)
- 空拭き用の布で塗った部分のインクをなじませる
- 傷からはみ出した部分をヘラで削り取る
補修用ワックスを使う
細かい傷やひっかき傷は、補修用ワックスで元の状態に近づけられます。
なるべく薄めのワックスを使うのがおすすめです。濃いワックスだと調整が難しくなります。
また、補修用ワックスには色が付いているため、一部のみ補修する場合、周辺部分と色の違いが出てしまいます。床全体を補修する前提で使用しましょう。
準備するもの
- 補修用ワックス
- スポンジ
手順
- 補修用ワックスをスポンジにつけて、木目の向きにあわせて塗り込む
- 重ね塗りを繰り返してから乾かす
- 全体的に塗って仕上げて乾かす
ハンドクリームを使う
軽いひっかき傷には、ハンドクリームが効果的です。
準備するもの
- ハンドクリーム(市販のもので可)
- 空拭き用の布
手順
- 空拭き用の布にハンドクリームをつける
- 傷をやさしく撫でるように塗る
深い傷は業者に依頼しよう
浅い傷ならDIYでも補修できますが、深いものだと生活をしているうちに傷が復活する可能性があります。
深い傷をDIYで根本的に補修するのは難しいため、自力で直せないと判断したらプロに任せてフローリングを補修してもらうのが安心です。
傷の補修はフローリングの補修専門業者や工務店、リフォーム会社やハウスメーカーなどに依頼できます。
プロが費用を決める基準は?
プロに任せる場合、フローリングの傷の深さや広さなどによって費用が異なりますが、軽度のものなら約15,000円で補修してもらえます。
費用を決めるのは、「傷の状況」と「業者が料金の計算の仕方をどのように決めているか」という2つの要素です。
以下に「どのような傷ならどのような業者に依頼すべきか」をまとめました。
- 浅い傷が広がっている場合
時間によって費用を算出する業者
- 傷がある範囲が狭い場合
面積によって費用を算出する業者
- 傷がいくつか散らばっている場合
傷の数で費用を算出する業者
どのような状態かを判断して、お得に依頼できるようにしましょう。
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フローリングの傷を予防する3つの方法
フローリングに傷がつかないようにするには日頃の手入れが大切です。
シート・マットを敷いたりワックスをかけたりなど、ちょっとした工夫をするだけでフローリングが長持ちします。
フローリングの傷を予防する方法を3つ紹介します。
- シート・マットを敷く
- 家具の脚を保護する
- ワックスをかける
1. シート・マットを敷く
フローリングにラグやマット、カーペットなどを敷くことで、広い範囲の床材を保護できます。
たとえば、ペットの遊び場や子ども部屋はフローリングの傷ができやすいため、柔らかいラグを敷くのがおすすめです。
ダイニングには、テーブルの下に汚れや傷を予防できる拭けるダイニングラグを敷くとよいでしょう。拭けるものであれば、いつでも清潔にしておけます。
もし書斎でチェアの脚が傷をつけてしまう心配があるのならば、デスク下にマットを敷くのもおすすめです。マットにはさまざまなデザインのものがあるので、インテリアにこだわりがある人も満足いくアイテムを見つけられるでしょう。
また、キッチンなどの水回りを防水性のシートで保護すれば、包丁や食器の落下による傷のほか、水分による劣化やひび割れも防止できます。
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2. 家具の脚を保護する
テーブルや椅子の脚に、傷防止用のカバーを取り付けておくのも効果的です。家具を頻繁に移動させると、脚やキャスターが原因でフローリングに傷ができる可能性があります。フェルトやカバーキャップなどで保護しておくと、フローリングが長持ちするだけでなく防音対策にも繋がるのでぜひ試してみてください。
専用のカバーを取り付けるだけでなく、100均ショップで売っているクッションフェルトも活用できます。脚の面積や形状にあわせてカットし、包み込むようにカバーしてください。
3. ワックスをかける
フローリングの床材は、水分がなくなって乾燥しているとより傷ができやすくなります。
定期的にフローリングのワックスがけを行い、床材から水分が蒸発するのを防止しましょう。
ワックスがけをすれば、フローリングにホコリが付着しにくくなるため、掃除しやすくなるというメリットもあります。
シートタイプのワックスなら、自分でムラなくワックスがけを行なうことも可能です。
ただし、防滑塗装の場合はワックスできないので、注意しましょう。
賃貸の場合は自分で補修しない
もし賃貸ならば、自分でフローリングの傷を補修しないようにしましょう。
賃貸物件の場合、原則として入居者の判断でフローリングの傷を補修する事はできません。
フローリングの傷に対してどの方法でどの程度補修するのかを判断するのは、あくまでも大家や不動産会社です。
もし自分で補修してしまうと、反対に傷が目立ってしまい、退去時に修繕費がかかってしまう恐れがあります。
もしフローリングの傷を見つけた際は、自分で補修するのではなく、カーペットを敷くといった方法で傷を隠すようにしましょう。
ゼヒトモでフローリング張り替えのプロを探す
今回紹介したようにフローリングの傷は、市販のパテやハードスティックで補修が可能です。
また、フローリングに傷を発生させないためには、シートやマットを敷く、定期的にワックスをかけるといったケアも効果的なので、ぜひ試してみてください。
ただ、ひどい傷や凹みの場合はフローリングの張替えを検討してみても良いかもしれません。そんな時は業者に頼むのが一番です。
- どこにお願いしたらいいかわからない
- 信頼できる業者を探したい
- フローリング張り替えについて相談したい
- まとめて見積もりをとりたい
ゼヒトモではいくつかの質問に答えるだけで、簡単にあなたにピッタリなプロが見つかります。
フローリングの傷や汚れでお困りの方は、ゼヒトモお気軽にご利用ください!
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依頼した方の声
<口コミ>
リフォームをしたくてお願いしました! フローリングの上からフロアタイルを貼るやり方だそうで、 無垢のような見た目のものを使っていただいたのですが、見違えるほど綺麗になって満足です!対応も丁寧でまた何かあったらお願いしたいです。
<口コミ>
18畳弱のLDKフローリングの張替え工事を依頼しました。 実際にみてもらい3通りの案とそれぞれの見積もりをだしてくれました。 落ち着いて考える時間もあり安心できました。 施工も丁寧で満足の仕上がりです。 我が家には大きな犬と猫がいますので滑りにくい、ペットの汚れを念頭に床材を選びました。 歩きやすそうですし水がこぼれても大丈夫です。 思い切ってフローリング張り替えて本当によかったと思っています。
<口コミ>
マンションの床をフローリングから、石目調のフロアタイルに張り替えていただきました。何度か細かい要望もしてしまったのですが、親切に対応してくださり安心して任せることができました。また、床暖房を使用しているのですが、その場合の注意事項も丁寧に説明してもらえたのでよかったです。
監修プロからのコメント
昨今のフローリングは無垢材、合板、タイルなど選択が増えました。毎日使う床ですが、ワックスなどメンテナンスは必要と考えてください。使用していれば、キズや剥がれなど、どうしてもつくことがあります。そこはプロに依頼することをお勧めします。
専用の道具や材料を使ってしっかり施工するため、非常に綺麗な状態になると思います。正直なところ、本当に傷がわからなくなるので、お客様に「どこが傷なのかわからない」と、びっくりしていただくことも多いです。
大きさや深さなどにより出来は違ってきますが、毎日気になるようであればおそらく2時間程度の施工で解決できると思います。床の張替えも良いですが、メンテナンスすることも今後選択肢の一つとしてありかと思います。
株式会社 ウェルプデザイン
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