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  6. シロアリ対策として自分でできる予防方法4選!新築時にやっておくべき対策も紹介
2024/09/17

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シロアリ対策には、自分でできることと、業者へ依頼が必要なことの2種類があります。
自分でできる対策を行う主な目的は、シロアリが生息しにくい環境を作ることです。

日本には「ヤマトシロアリ」「イエシロアリ」「アメリカカンザイシロアリ」「ダイコクシロアリ」の4種類が生息していると言われていますが、その多くが湿った木材や水回り(風呂場・台所・トイレ・洗面所)を好むという特徴があります。

この記事では、シロアリの最善の対策方法について説明します。「せっかく建てた新築を良い状態に保ちたい」「シロアリのために大きなコストをかけたくない」という人は、ぜひ参考にしてださい。

シロアリ対策として自分でできる予防方法4選

シロアリ対策として自分でできる予防方法4選

シロアリの予防法は、シロアリが生息しやすい環境を作らないことが一番です。家周辺の環境を整えたり、薬剤処理したりするなど手軽かつ簡単にできることがあるので、ここで紹介していきます。

1. 家屋の基礎の周りの日当たりと風通しを気にかける

シロアリの発生を防ぐためには、できる限り湿った場所(ジメジメした環境)を作らないことが大切です。中でも、床下は湿った環境になりやすい場所です。

床下の通気性を高めるためにも、基礎に設置された通気口・換気口の周辺にはモノや植木などをおくことはやめましょう。風通しと日当たりが悪くなり、床下がシロアリにとって絶好の住処になってしまいます。

また、屋外が物置状態になっている場合も要注意。家具やおもちゃなどの不要品や樹木などが放置されていると、日当たりが悪くなりシロアリの生息しやすい環境になってしまいます。

普段から庭や家の壁沿いなどにはモノを置かず、スッキリした状態にするようにしましょう。もしモノが散乱している場合は、速やかに撤去してください。

2. 水漏れ・雨漏りにはすぐに対処

水漏れ・雨漏りが放置された屋根裏や外壁は、シロアリが生息しやすい環境です。逆に、シロアリは水なしでは生きられないため、水漏れや雨漏りをしっかりと補修しておけば生息が難しくなります。

  • 雨の日に天井から水が垂れてこないか
  • 部屋がカビ臭くないか
  • 天井の照明器具に水がたまってないか
  • 外壁にシミがないか
  • 屋根にヒビが入っていないか
  • 窓のサッシがサビていないか

このように日常生活の中で水漏れ・雨漏りの前兆をチェックしておくことが大切です。

もし住まいが築10年以内の戸建住宅なら、瑕疵(かし)担保保険を使って修理できる可能性があります。一度、売主または販売会社に問い合わせてみましょう。

【あわせて読みたい!】
初心者向け!雨漏り調査の方法・費用・優良業者の特徴を解説 >>>

3. 木材・段ボールダンボール)などシロアリのエサになるものを放置しない

シロアリ対策として自分でできる予防法4選 木材・段ボール(ダンボール)などシロアリのエサになるものを放置しない

自宅の敷地内に切り株やダンボール、木製のプランターや植木鉢などがある場合は要注意です。そのような木製の資材を放置しておくと、シロアリの発生原因となります。

「ダンボールもシロアリのエサになるの?」と思われるかもしれませんが、ダンボールの原材料にはパルプ(木材)が含まれます。ちなみに、ダンボールはゴキブリのエサにもなります。

対処法としては、とにかく徹底的に掃除をして綺麗な状態を保つことです。木材を置かないのはもちろんのこと、たくさんのモノが放置されることによって通気性が悪くならないように注意しましょう。

またウッドデッキや木製のプランター、植木鉢などには、防腐剤を塗っておくのも大切です。ボロボロに腐った木は、シロアリの餌場になってしまいます。

4. シロアリ防除剤・木材防腐剤を散布して予防

シロアリの予防なら、市販の防除剤・木材防腐剤(スプレータイプ)を購入して散布するのもひとつの手です。シロアリが発生しそうな箇所に、あらかじめ使用しておきましょう。

散布する場所は木製のプランターや植木鉢、ウッドデッキ、物置の下、床下など、湿気が溜まりやすいエリアや木材がある箇所です。

ただし、防除剤・木材防腐剤を使用するときは、以下の注意点があります。

  • 人体に悪影響を与える成分が含まれている
  • 市販の薬剤は予防効果が短いため、3ヶ月・半年程度で定期的に実施する必要がある
  • 床下に潜る際は、しっかりと装備を整える

シロアリの予防にもある程度の知識や装備が必要なため、無理のない範囲で行うのがいいでしょう。自分で行うのが難しい範囲は、業者へ依頼するのが効果的かつ安心です。

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新築時からシロアリ対策は始まっている!建築前にしかできない5つの対策

新築時からシロアリ対策は始まっている!建築前にしかできない5つの対策

シロアリ対策の中には、新築時にしかできないことがあります。実際に建築基準法では、建築時に防蟻処理を行うことが定められています。それぐらいシロアリ対策は、家屋にとって重要な問題のひとつなのです。

参照:建築基準法施行令|第四十九条

新築時にできる対策としては、シロアリを寄せ付けない対処の実施や、シロアリ対策をしやすい造りにすることです。これにより、シロアリ被害に遭うリスクを軽減できます。

ここでは、建築前にしかできない対策を5つご紹介します。

1. あらかじめシロアリの侵入経路を塞ぐ

家を建てる段階で、シロアリの侵入経路を断つための対策が行えます。

侵入経路となり得るのは、以下の4箇所です。

  1. 玄関ポーチ
  2. 配管や水抜き穴などの隙間
  3. 基礎の立ち上がり
  4. 基礎の打ち継ぎ部分

玄関ポーチや配管・水抜き穴などに発生する隙間は、防蟻剤入りのウレタンやシーリングなどで塞げます。また、基礎の打ち継ぎ部分は、基礎止水プレートなどで塞ぐことが可能です。

基礎の立ち上がりについては、蟻道(ぎどう)をいち早く発見できるような造りにしておくことが大切です。蟻道をいち早く発見できれば、木材が侵食される前に対応できる可能性が高まります。

2. 点検を行いやすい造りにする

シロアリ対策は、定期的に点検を行い、いち早く蟻道を発見することが大切です。そのため、土台となる基礎の部分や床下などの点検が行いやすい造りにしておくことをおすすめします。

例えば、基礎周囲がデッキや物置などで隠れないような造りにすることです。蟻道の有無を目視で確認しやすくなるうえ、デッキの下や物置の影などシロアリが生息しやすい環境ができるのを防止できます。

また、床下に潜れるように点検口を設けるのもいいでしょう。点検がスムーズになり、蟻道の早めの発見につながります。

3. シロアリが嫌がる木材を使用する

新築時からシロアリ対策は始まっている!建築前にしかできない5つの対策 3. シロアリが嫌がる木材を使用する

エサとなる木材ですが、中にはシロアリが嫌うものもあります。人間でいう食べ物の好みと同じ感覚でしょうか。

ヒバ・ヒノキ・スギ・チーク・ローズウッド・ケヤキなどは、シロアリが嫌がる天然成分が含まれるため食べられにくいとされています。

多くの場合、販売会社や建築会社の方がアドバイスしてくれるかと思いますが、ウッドデッキを作りたい人は、シロアリに強い木材の使用を一度相談してみましょう。

4. 資材に防蟻対策を施す

家の骨組みとなる木材(構造木材)に防蟻薬剤を注入したり、防蟻シートを床下パネル下面に貼ったりしてシロアリの侵入を防止できます。

特に構造木材に防蟻薬剤を注入する効果は、半永久的だと言われているとのこと。家が建った後には施行が難しいことなので、建築時に施しておきたい対策です。

5. ウッドデッキの下地はコンクリートに!

新築時からシロアリ対策は始まっている!建築前にしかできない5つの対策 5. ウッドデッキの下地はコンクリートに!

ウッドデッキの下は影になり、どうしても湿気が溜まってしまいます。雨が上がった翌日には、ナメクジが這い上がってくることがあるほど(しかも、かなり大きく成長しています)。

このようにジメジメした環境を好む生き物には、絶好の生息場所となってしまうのがウッドデッキの下なのです。

しかし、下地をコンクリートにすることで湿度が上がりづらく、ある程度衛生的な環境を整えやすくなります。雑草が生えないことで通気性が高くなり、シロアリが生息しにくい環境を作れます。

長期的な予防はプロに依頼!業者によるシロアリ対策

シロアリ対策は自分で行うことができますが、シロアリが最もよく侵入してくる床下への対処が難しかったり、根本的な解決につながらなかったりするデメリットがあります。市販の薬剤は効果が短く、こまめに散布する必要があるため、結果的に費用がかさんでしまうことも難点です。

一方、業者に依頼することで、長期的な効果を見込めるシロアリ対策を施すことができます。ここでは業者が行うシロアリ対策をご紹介します。

予防策1. バリア工法

バリア工法は、シロアリ防除として主流です。

具体的な駆除方法は、住宅の床下に薬剤を直接散布してシロアリの侵入をブロックするというもの。床下以外にも、玄関や浴室など、住宅構造に応じて柔軟に施行が可能な方法です。

メリット・効果が約5年間持続する
・ほかの施工方法と比べて安い
・シロアリに素早く対処可能
デメリット・外来種のシロアリには効果がない
・屋内での施行となる

バリア工法は床下に薬剤散布するため、室内に薬剤が充満することはありませんが、家の中の施工自体に不安がある人にはデメリットかもしれません。

しかし最近の薬剤は、揮発性がほとんどないため、安全面に問題が発生することはないとのことです。

予防策2. ベイト工法

ベイト工法は、アメリカで開発されたシロアリ対策です。

駆除方法は、家の外周に「ベイト剤」と呼ばれる毒エサを設置してシロアリを全滅させるやり方です。シロアリはエサを巣へ持ち帰る習性があるため、巣ごと駆除することができます。

メリット・薬剤を散布することない
・ベイト剤は無臭
・家の中で作業しない
・住宅構造に関係なく施工できる
・人体・ペットへの安全性が高い
・シロアリを駆除できる
デメリット・他の施工と比較して割高
・効果を実感するまで時間がかかる
・途中でやめてしまうと、シロアリが再発する恐れもある

ベイト工法は、予防というよりもシロアリを駆除する方法です。そのため、シロアリ発生の根本を解決できるのが大きなメリットと言えるでしょう。

一方で価格が割高なことと、効果がすぐに得られないというデメリットがあります。すぐにシロアリの侵入を防ぎたいという人は、もどかしさを感じるかもしれません。

とはいえ、ベイト工法は長期的な視点で駆除できるように考慮されています。そのため継続して施工を続ければ、シロアリの全滅が期待できます。

シロアリ対策の必要性とは?

ここまでシロアリの予防対策について解説してきました。しかし、そもそも「なぜシロアリ対策が必要なの?」と思う人もいるでしょう。

一番の理由としては、家の倒壊を未然に防ぐことです。シロアリの食害スピードはとても速く、早ければ1年ほどで重要な構造木材の耐久性が落ちてしまうこともあります。

木材の空洞化が進むと、倒壊の恐れがあると同時に、家の資産価値が下がる原因にもなります。将来的に、家屋が売れなくなるリスクも考えられるのです。

さらにシロアリは、屋根裏や天井へ移動し木材を食べてしまう可能性もあります。そうなれば、雨漏りの原因になり、修繕の手間や費用がかかってしまうことにもなりかねません。

被害箇所が広がらないうちに、事前の対処を行うのがシロアリ対策のポイントです。

木造住宅だけじゃない!シロアリの予防対策が必要となるお家

木造住宅だけじゃない!シロアリの予防対策が必要となるお家

それではシロアリへの対策は、どのような住宅が該当するのでしょうか。

「木造住宅だけじゃないの?」もしそう思われているなら要注意です。木造住宅ではないからといって、大丈夫とは限りません。

ここでは、シロアリ被害を受ける可能性がある住宅をご紹介します。

RC造(鉄筋コンクリート造)のマンション・アパート・戸建て

鉄筋コンクリート造の住宅も、シロアリの被害を受ける可能性があります。一見侵入する隙間がないように思えるコンクリートも、「打ち継ぎ部分」や劣化により「ヒビ割れした箇所」などの隙間からシロアリが侵入できるのです。

また、一軒家ではなくマンション・アパートも例外ではありません。コンクリートの隙間から侵入されれば、床材や下地材料が侵食される可能性があります。

ベタ基礎の戸建て住宅

木造住宅だけじゃない!シロアリの予防対策が必要となるお家 ベタ基礎の戸建て住宅

先述のとおり、コンクリートからもシロアリが侵入する可能性があります。そのため、ベタ基礎の戸建て住宅もシロアリ対策の対象です。

また、基礎コンクリートから侵入される以外にも、金具や配管・スリーブ・水抜き穴など侵入されやすい箇所は多数あります。

新築後5年以上経過したお家

建築時には、防蟻対策が行われますが、薬剤の効果は5年を目安に切れてしまいます。その証拠に、国土交通省による「シロアリ被害実態調査報告書」によると、築年数5年を超えたあたりから蟻害発生が目立つようになっています。

参照:国土交通省|シロアリ被害実態調査報告書

築年数5年を目安に、業者へ点検と予防対策の依頼をするのがいいでしょう。

シロアリ対策を業者に依頼する時期と費用相場

シロアリ対策を業者に依頼する「時期」と「費用」

ここでは、シロアリ対策を業者に依頼する時期と費用について解説します。

業者へ依頼する場合はこまめな対策をする必要がなく、シロアリ被害を被ったときに比べてコストを抑えられる可能性があります。

シロアリ対策を業者へ依頼する時期

一般的には、5年を経過したタイミングで専門業者へ依頼し、薬剤処理してもらう必要があります。なぜなら薬剤の効果が、5年ほどで切れてしまうからです。

ただし、ベイト工法では、業者によって1年ごとの更新となるケースもあります。その場合は、1年おきに業者への依頼が必要です。

また、定期的に点検を実施することも忘れないようにしましょう。

シロアリ駆除や防除などを業者へ依頼したことがある場合は、5年間の保証期間が設けられているケースが多く、その保証期間内なら、無料で点検を依頼できる場合があります。

もし保証が付いていなければ、無料で点検を依頼できる業者があるので、そちらに依頼するといいでしょう。

シロアリ対策を業者へ依頼する場合の費用相場

バリア工法とベイト工法それぞれの相場は、以下のような価格帯です。

工法費用相場
バリア工法6,300〜8,300円 / 坪
ベイト工法6,500〜10,000円 / m

バリア工法とベイト工法では、単位が違うことに注意してください。バリア工法では坪あたり、ベイト工法ではメートルあたりの費用が記載されています。

建物の大きさや敷地の広さ、業者によって価格は異なるため、詳細な費用は見積もりで確認する必要がありますが、30坪の住宅で依頼する場合は以下のようなイメージとなります。

工法費用相場
バリア工法19〜25万円
ベイト工法20〜28万円

一見割高に見える施工費用ですが、倒壊による補修やリフォームが必要になるなど、万が一の状況が発生した場合に比べると安く抑えられます。

大掛かりなリフォームともなれば、数百万円〜1,000万円以上になることも考えられるでしょう。

リフォーム場所費用相場
キッチン50〜150万円
浴室50〜150万円
洗面所20〜50万円

一方でシロアリ対策の施工費用は、会社員の1か月あたり給料で賄えるほどの価格帯です。5年に1回の施工で補修やリフォームの費用を抑えられ、コストを最小限に抑えられる可能性が高まります。

ゼヒトモには、豊富な実績を持つ害虫駆除サービスの専門家が多数登録しています。要望にマッチした複数の業者とやりとりできるため、複数の見積もりを取りたいときにも便利です。戸建てだけでなく、マンションやアパートにも対応できるので、業者選びに利用してみてはいかがでしょうか。

シロアリの最善の対策方法は、日常的な予防と業者による定期点検!

有効なシロアリ対策は、日常的にできることを自分自身で行い、長期的な予防対策を業者に依頼することです。

自分でできることは、お金をかけずにできることがほとんどで、業者へは基本的に5年に1度の依頼でOK。シロアリ被害を受けた後に補修・リフォームが発生することに比べて、費用を安く抑えることができます。

「シロアリ対策を業者へ依頼するのが初めて」「業者の選び方わからない」という人は、ゼヒトモを利用すると要望にマッチしたプロを見つけやすく便利です。いくつかの質問に答えるだけで最適なプロを提案してくれるため、業者選びに迷うことがありません。ぜひ検討してみてください。

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