ダイエットや健康維持のため、気軽に始められる運動として人気なのがランニングです。せっかくランニングを始めるのであれば、ちょっと気分が上がるコースを走ってみてはいかがでしょうか。今回の記事では、東京でおすすめのランニングスポットを5つピックアップして紹介します。いずれも素敵な景色を楽しめるコースのため、ぜひ足を運んでみてください。
目次
ランニングの服装・持ち物
快適にランニングをするなら、服装へのこだわりも必要です。ここでは基本の服装や持ち物のほか、あると便利なランニンググッズについても紹介していきます。
ランニングウェア
ランニングウェアとして、動きやすいTシャツやハーフパンツ、ショートパンツを用意しておきましょう。好みのメーカーで問題ありませんが、快適に走るためには吸水性や速乾性、通気性に優れた素材を選ぶことが大切です。
夜間や明け方にランニングするという方は防犯面に考慮して、蛍光色のウェアか、反射素材が付いた視認性の高いウェアを選ぶようにしましょう。また、冬場のランニングには防寒性のあるウィンドブレーカーを着ていくと、身体を冷やすことなく走ることができます。自分の好きなウェアを用意して、ランニングのモチベーションを高めていきましょう。
ランニングシューズ・靴下
ランニングウェアと同じくらい大切なのが、ランニングシューズです。足に合わないシューズだと靴擦れを起こしたり、走りにくさを感じたりして、ランニングの妨げとなってしまいます。実際に店舗で履いてみて、履きやすいと感じたものを選ぶようにしましょう。足の実寸よりも、親指1本分ほど大きいサイズがおすすめです。 また、走るときは必ず靴下を履くようにしましょう。一般的な靴下でも問題ありませんが、より走りにこだわりたい方は専用のランニングソックスを選ぶのがおすすめ。ランニングソックスであれば、着地の衝撃を和らげる機能によって疲れにくかったり、滑り止めが付いていたりと便利です。
ウエストポーチ・リュックサック
快適に走るためには、荷物を極力減らした手ぶらの状態で走るのが一番でしょう。ウエストポーチやリュックサックであれば、両手が自由なまま走れます。スマートフォンや水分補給用のペットボトルなど、必要な持ち物が入るサイズのものを用意するようにしてください。
特に長時間走る場合や涼しい時期に走る場合は、軽食や上着を入れられるようなリュックサックがおすすめでしょう。短時間のランニングで荷物があまりないのであれば、小さめのウエストポーチでも十分です。
ランニングにあると便利なグッズ
以下では、ランニングをする上であると便利なグッズをいくつか紹介していきます。
- 帽子・サングラス・アームカバー
熱中症や日焼けの対策として、帽子を被っていくと良いでしょう。特に、日陰のないコースを走る場合は直射日光がかなりきつく感じられます。体調不良で倒れるのを防ぐためにも、夏場であればできるだけ持っていくようにしてください。
また、直射日光だけでなく埃を防げるサングラスや、腕を日焼けから守るアームカバーも用意しておくと便利です。
- イヤホン
気分を上げて走るには、イヤホンで好きな音楽を聴きながらランニングするのがおすすめです。特にワイヤレスイヤホンであれば、コードがないためノンストレスで走ることができるでしょう。
- ランニングウォッチ
ランニングウォッチでは、GPS機能を利用して走行距離やペース、消費カロリー、心拍数などを計測・記録することができます。ランニングの記録をしっかり付けたいという方や、大会に向けてデータを分析したいという方にはおすすめのアイテムでしょう。
- ライト
暗い時間帯にランニングをする場合、防犯グッズとしてライトを用意するようにしましょう。腕や首、頭、腰に装着するタイプや、シューズやポーチなどの持ち物に付けるタイプがあり、両手をふさぐことはありません。
- スパッツ・ランニングタイツ
スパッツやランニングタイツは、足の露出を隠すだけでなく、冷えを防ぐ効果もあります。また、着圧によるサポート機能があるものは筋肉の疲労を軽減したり、膝関節をサポートする効果があったりして、ランニングをより快適にしてくれるでしょう。
東京でおすすめのランニングスポット
ここからは、東京でおすすめのランニングスポットをピックアップして紹介していきます。
1. 皇居【千代田区/桜田門駅・竹橋駅など】
「皇居ラン」という言葉が生まれるほど、今や東京で定番となっているランニングスポットです。誰もが知るランナーの聖地であり、ランニングが趣味という方にとって一度は訪れておきたい場所と言えるでしょう。皇居周辺の自然や都会の高層ビルなど、様々な景色を楽しみながら走ることができます。
コースの距離・特徴
約5kmの周回コースは反時計回りがルールとなっており、フラットな道のりと坂道で構成されています。信号がないため、ノンストレスで走り続けられるのが魅力的。ランニング初心者からベテランランナーまで、毎日多くのランナーで賑わっています。
コースの近くにはトイレのほか、複数のランニングステーションがあり、着替えやシャワー、ロッカーの心配はいりません。また、夜間でも人が多く明るいため、安心して走ることができるでしょう。
各駅からのアクセスが便利
皇居には、桜田門駅や竹橋駅、大手町駅、半蔵門駅など様々な駅からアクセスすることができます。各駅から500m以内と近いため、仕事帰りでも気軽に足を運ぶことができるでしょう。また、ちょっと離れた東京駅や有楽町駅、霞ヶ関駅、永田町駅からも徒歩圏内となっています。
2. 代々木公園【渋谷区/原宿駅・明治神宮前駅など】
都内有数の広さを誇り、多くのランナーが集まる公園です。木陰となる部分が多く、夏の暑い日差しでも気持ちよく走れるのが魅力的。緑に囲まれて、四季折々の変化を味わいながら走れます。都心にいながら自然を感じたいという方には、特におすすめのランニングスポットでしょう。
コースの距離・特徴
代々木公園のランニングコースとしては中央広場の周回コースが定番で、その距離は約1.2kmです。大きな広場をぐるりと回るコースとなっており、初めて訪れる方もルートに迷うことはほとんどありません。広場でストレッチやアップをしてからランニングを始めるのもおすすめでしょう。
また、中央広場以外にも、公園の外周を走る約3kmのコースや他の遊歩道を回るコースなどがあり、様々なルートでランニングを楽しめます。特に、外周部分は舗装されていない土の上を走るコースとなっており、通称「クロカン(クロスカントリー)」とも呼ばれ人気です。公園内は全体的にフラットな道のりのため、ランニング初心者でも走りやすいでしょう。
ランナーに便利な施設が充実
公園内にはトイレや売店、無料で利用できるシャワールームがあります。シャワールームは、公園内にある「織田フィールド」という陸上競技場で利用することが可能。無料開放日にしか使うことはできないものの、無料でシャワーを浴びられるのは魅力的です。
また、徒歩圏内にランニングステーションや銭湯施設もあり、快適に走りたいという方にはぴったりのスポットでしょう。
3. 明治神宮外苑【新宿区/信濃町駅・国立競技場駅など】
新国立競技場そばに位置し、季節によってイチョウ並木や桜などの自然を楽しめるランニングスポットです。通称「瀬古ロード」「瀬古通り」と呼ばれ、元マラソン五輪代表である瀬古利彦選手のトレーニングコースとしても知られています。
新国立競技場のほか、神宮球場や東京体育館なども近く、スポーツ好きにとって気分が上がるスポットと言えるでしょう。
コースの距離・特徴
明治神宮外苑の周囲を走る約1.3kmの周回コースとなっています。距離表示が100mごとにあるため、初めて足を運んだ方でもルートに迷うことなく走りやすいでしょう。周囲のスポーツ施設で試合やイベントがない限り、一般の歩行者はそれほど多くなく、ストレスを感じずに走ることができます。
また、信号機のないフラットな道のりで、歩道も広めにとられており、ランニング初心者には最適のコースと言えるでしょう。近くにはトイレやランニングステーションがあるため、安心してランニングに臨めます。
隣接するランニングスポットも人気
よりレベルが高いコースを走りたいという方は、明治神宮外苑に隣接する赤坂離宮コースもおすすめ。約3.3kmの周回コースで、途中には坂道もあり、変化のあるランニングを楽しめます。
また、明治神宮外苑の周囲を走るコースと比べるとランナーが少ないのも嬉しいポイント。難易度がやや高いため、ランニング中級者からベテランランナーにおすすめのランニングスポットでしょう。明治神宮外苑の周回コースに慣れてきたら、力試しとしてぜひチャレンジしてみてください。
4. お台場海浜公園【港区/お台場海浜公園駅・台場駅など】
おしゃれな街並みやレインボーブリッジ、海の絶景などを楽しみながら走れる海辺のランニングスポットです。様々な景色に囲まれており、飽きることなくランニングが楽しめるでしょう。
コースの距離・特徴
お台場海浜公園をスタート・ゴールとするコースで、距離は4kmの往復コースとなっています。途中の信号がないため、ストレスなく走ることができるでしょう。1kmごとの距離表示があるのも親切です。フラットな道が多く、ランニング初心者でも自分のペースを保ちながら走ることが可能。
また、すぐ近くにはシンボルプロムナード公園を中心に走る5km・7kmの往復コースもあり、こちらも初心者におすすめです。 なお、コース沿いにはトイレや自動販売機があり、付近にランニングステーションも充実しているため、快適にランニングを楽しめるでしょう。ただ、いずれのコースも一般の歩行者とエリア分けがされておらず、ぶつからないよう注意が必要です。
ランニング帰りに周辺施設を楽しめる
お台場海浜公園の魅力は、ランニングスポットだけではありません。公園の近くには「デックス東京ビーチ」「ダイバーシティ東京プラザ」「アクアシティお台場」など、様々な大型ショッピングモールがあります。こうした周辺施設で買い物や食事を楽しめるのも、お台場ならではの魅力でしょう。
また、少し足を伸ばせば「大江戸温泉物語」もあり、ランニングの疲れを癒すのにはぴったりです。休日の息抜きとして、ぜひ訪れてみてください。
5. 駒沢オリンピック公園【世田谷区/駒沢大学駅】
コース沿いに樹木が並んでおり、四季ごとに季節の移り変わりを楽しめる緑豊かなランニングスポットです。樹木で木陰になる部分が多く、真夏の暑い時期でも走りやすいでしょう。公園の近くには陸上競技場や体育館、野球場、テニスコートといった施設があり、毎日多くの人がスポーツを楽しんでいます。
コースの距離・特徴
約2.14kmの距離があり、公園の周りを大きく回る周回コースです。その特徴は、ランニング専用のレーンが用意されていること。黄色で道にわかりやすくペイントされており、反時計回りの一方通行となっています。専用レーンがあるため、一般の歩行者や自転車とぶつかる心配はなく、ストレスフリーに走ることができるでしょう。
また、100mごとにある距離表示やフラットな道のりで、ランニング初心者でも距離やペースが管理しやすくなっています。 なお、コース周辺にはトイレやランニングステーション、売店などの施設が充実しているため、いつでも休憩を取ることが可能。ランニングを始めたばかりの初心者におすすめのコースです。
ビストロが併設されたランニングステーション
周辺のランニングステーションはいくつかあるものの、特におすすめなのがヘルシービストロを併設している「Grunmeal」。
ランニングステーションとして600円でシャワーやロッカーを利用できるほか、併設されたビストロで食事を楽しむことができます。脂質が低く、栄養バランスの取れたメニューが提供されているため、身体づくりにこだわるランナーには最適でしょう。ランニングで汗をたっぷりかいた後はシャワーを浴び、ぜひ美味しい食事を味わってみてください。
プロにランニングレッスンを依頼してみる
「長時間のランニングでも楽に走りたい」「他のランナーのようにかっこよく走れるようになりたい」という方は、Zehitomoからランニングレッスンを依頼してみてはいかがでしょうか。
時間・場所・予算などを設定して依頼を出すと、すぐ条件に合ったプロとマッチングして見積もりを取ることができます。プロに個別でランニングフォームを見てもらったり、走り方のアドバイスをもらったりすることで、初心者でも着実に上達できるでしょう。依頼は無料で出せますので、ぜひ気軽に利用してみてください。
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