使わなくなったトイレを有効活用するなら、納戸にリフォームするのはいかがでしょうか。意外と簡単な工事だけで、トイレが物置スペースに変身します。今回は、トイレを納戸にリフォームする際の工事手順や費用を紹介します。業者選びのポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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トイレを納戸にリフォームしてスペースを有効活用
子どもが大人になり実家を出て夫婦2人暮らしになった場合など、2階のトイレの使用頻度が減ることもあるでしょう。とはいえ、トイレは使わない場合でも定期的に掃除する必要があります。
トイレを納戸にリフォームすることで、これまで無駄にしていたスペースを有効活用できますし、メンテナンスの手間もなくなります。トイレの広さは1畳程度ですが、ウォークインクローゼットのように洋服やバッグを収納したり長期保存食や生活雑貨をしまったりなど、さまざまな使い方ができます。
近年は在宅ワークを導入する企業も増えているので、リフォームした納戸にデスクやライトを置いて仕事場としてアレンジするのもおすすめです。
トイレを撤去した後の匂いは大丈夫?
トイレを納戸にリフォームする際、施工後の臭いが心配になる方もいるでしょう。トイレの配管をきちんと処理すれば、嫌な臭いを感じることはありません。
しかし、トイレを納戸にリフォームした後に嫌な臭いを感じたことがある方がいるのも事実です。これの主な理由は、汚物が残っている配管を正しく処理できていないためです。
特にトイレをDIYした場合、配管処理が必要なことを知らずに便器だけを撤去してリフォームを終わらせる方もいるはずです。リフォーム業者にの中には、配管の処理を正しくせずに施工を終わらすというような悪質な業者もいます。悪臭問題は日々の生活に悪影響が出るので、優良なリフォーム業者を選んで施工してもらうことが大切です。
トイレを納戸にリフォームする工事の手順
トイレを納戸にリフォームする際に必要な配管処理は、専門的な知識をもとに作業しなければいけません。リフォームによるトラブルを避けるためにも専門業者に依頼するのが最適です。ただどのような手順でリフォーム工事が進むのか分からない方もいると思います。 リフォームする際の大まかな工事手順は、次のとおりです。
- 便器を撤去する
- 配管を処理する
- 内装を工事する
それぞれの手順を確認していきましょう。
便器を撤去する
トイレを納戸にリフォームしたい場合、まずリフォーム業者を探すことから始めます。気になる業者を見つけたら見積もりの作成を依頼し、内容に問題がなければ、そのリフォーム業者に正式に依頼しましょう。
トイレの施工は、まず便器の撤去から始まります。便器の種類は、汲み取り式・和式・洋式の3種類があり、それぞれ施工費用が異なるので注意が必要です。それぞれの便器の撤去にかかる施工の費用相場は、次のとおりです。
- 汲み取り式:4万~6万円
- 和式:4万~6万円
- 洋式:2万~4万円
汲み取り式や和式はしゃがんだ状態で用を足す便器で、従来はよく使用されていました。ただ建築後50年ほど経過した古民家などでは、いまでも汲み取り式や和式の便器が残っている場合もあります。洋式は、近年もっとも多く普及し多くの住宅で導入されており、便座の上に座って用を足す便器のことです。
配管処理の工事をする
トイレの解体・便座の撤去をしたら、次に配管の処理を行います。自分でリフォームをしたい方もいますが、配管の処理には専門的な知識が必要で、施工方法を間違えると施工後に悪臭が出たり配管を曲げてしまったりなどトラブルが起こることがあります。
また、リフォーム時に出た廃材は資格を保有していないと処分することはできません。施工にかかる費用を考えると自分でDIYしたほうが安く済みますが、廃材処理や施行中・施工後のトラブルを回避したいなら、専門知識があるリフォーム業者に任せるのがおすすめです。
内装を工事する
便器の撤去や配管処理が完了したら、最後に内装のリフォームが必要になります。内装リフォームといってもさまざまですが、リフォーム後にどのような用途で使用したいかによって工事内容が変わります。
納戸を仕事場として活用したい場合、クロスやクッションフロアの汚れや臭いが気になる方もいるでしょう。 クロスやクッションフロアを張り替える費用は広さで変わりますが、広さが1畳程度である場合はそれぞれ2万〜4万円ほどかかります。
納戸を収納場所として使用したい場合には、棚を設置してウォークインクローゼットのようなレイアウトにするのがおすすめです。トイレは壁で囲まれた空間で棚を多く設置しやすいので、好みの空間にアレンジできます。
実際の施工事例
トイレを納戸にリフォームするにあたって、工事内容や工期、費用が気になる方も多いでしょう。トイレのリフォームはある程度費用がかかるので、事前に全体像を把握しておくことが大切です。
ここでは、トイレを納戸にリフォームした工事内容や工期、費用などの施工事例をご紹介します。トイレのリフォームを検討している方は、参考にしてください。
施工事例1
依頼者は子どもが独立して実家を出てから使用していない2階のトイレを物置スペースにしたいと考え、リフォームすることを決意しました。
リフォーム施工では、便器の撤去・配管処理と汚れが目立つクロスとクッションフロアの張り替えを行っています。 収納場所を増やすために、依頼者自身で壁を設置したりボックスを置いたりなど、物置スペースとして使いやすいようにアレンジされています。
トイレのリフォーム施工の概要は、次のとおりです。
物件 | 戸建て |
築年数 | 20年 |
工期 | 2日間 |
費用 | 12万円 |
施工事例2
依頼者が在宅ワークに切り替えたことで、これまであまり使用していなかった2階のトイレを仕事部屋として活用するためにリフォームを行いました。便器の撤去・配管処理と臭いが気になるクロスとクッションフロアの張り替えをおこなっています。 また年配の両親が階段の上り下りが大変になったので、手すりの設置も希望されました。
トイレのリフォーム施工の概要は、次のとおりです。
物件 | 戸建て |
築年数 | 25年 |
工期 | 2日間 |
費用 | 14万円 |
リフォーム業者を選ぶときのポイント
トイレを納戸にリフォームするにあたって、配管処理は専門的な知識が必要になるのでリフォーム業者に依頼してプロに施工を任せるのが安心です。ただリフォーム業者はさまざまな会社があるため、何を基準に選べばいいか分からない方もいるでしょう。
リフォーム業者の選び方を間違えると、場合によっては施工後に嫌な臭いがしたり高額な費用を請求されたりなどトラブルになることも多いです。トイレのリフォームを業者に依頼する場合は、実績が高く信頼できるリフォーム業者を選ぶ必要があります。
まずリフォーム業者を選ぶときに押さえておきたいのは、施工実績です。たとえば、会社設立以来どのような実績があるのか確認しましょう。高い実績があるリフォーム会社であれば、それだけ多くの顧客から信頼されている証しともいえます。公式サイトに実績が紹介されていることも多いので確認してみてください。
また、実績が高くても依頼者との相性が良いとは限りません。リフォーム業者に対して自身の理想や要望を伝えたうえで、それらに応じた適切なプランを提案してくれるかどうかも確認した方が良いです。
もし業者側の意見を押し付けてくるようであれば、安心してリフォームを進めることができないかもしれません。施工後の仕上がりにも大きく影響するので、確認しておくことをおすすめします。
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使用しなくなったトイレを有効活用したいなら、納戸にリフォームするのがおすすめです。ただトイレの施工を依頼するリフォーム業者をどのように選べばいいか分からない方も多いと思います。
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監修したプロのコメント
リフォーム時に棚を設置する場合、棚は重量物の為、下地を探す必要がある事と、棚の下地を補強する必要があります。施工内容や要望によって費用も変わるため、依頼する業者にはご自身の理想や要望をしっかり伝えましょう。
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