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  6. クッションフロアに張替えリフォーム!費用相場と選び方のポイントを解説
2024/08/29

クッションフロアの張替え費用は、部屋の広さや選ぶ素材によって異なりますが、一般的な相場を知っておくことで、リフォームの計画を立てやすくなります。クッションフロアは、耐水性や清掃のしやすさなどメリットの多い床材です。

本記事では、クッションフロア張替えの費用相場や、費用を抑えるためのポイント、、おすすめの張替え場所まで詳しく解説します。

クッションフロアとは

クッションフロアは塩化ビニルを素材としたシート状の床材です。フローリングに比べて施工が容易で汚れもつきにくいため、リフォームやDIYで人気です。厚さは1.8mmからと幅広く、クッション性に優れ、歩行時の衝撃吸収効果も期待できます。

また、高い防水性があることから、水回りにも適しています。木目調や石目調など、デザインも豊富なため、さまざまなスタイルの部屋に合わせやすい点も魅力です。

クッションフロアの張替え費用

クッションフロアの張替え費用はさまざまな要因によって変わります。

クッションフロアの費用の内訳

クッションフロアの張替え費用は、大きく「材料費」と「施工費」の2つに分けられます。

材料費:クッションフロア自体の価格です。材料費は、選ぶ素材や厚みによって変動します。幅は182cm程度が一般的であり、DIYでも扱いやすい90cm程度のものもあります。

施工費:職人の人件費や諸経費であり、部屋の広さや形状、既存フロアの状態により変動する料金です。また、下地処理や既存床の撤去が必要な場合は、追加費用が発生します。

費用相場のポイント

クッションフロアの張替え費用相場は、いくつかの要因によって変動します。

まず、厚みです。一般的に厚みが増すほど価格も上がり、耐久性も向上します。一般的な1.8mm厚のクッションフロアであれば、比較的リーズナブルな価格設定です。

ただし、店舗用途などの場合は、2.3mm以上の厚手のものを選ぶ必要があります。また、素材の質感やデザイン、特殊な機能(消臭、抗ウイルスなど)を有するクッションフロアの施工費用は、相場よりも高くなる傾向にあります。

また、施工場所(リビングや洗面所、トイレなど)によっても、求められる性能や耐久性が異なるため費用が変わります。湿気の多い場所では、より高品質な素材が必要です。

さらに、工法も費用に影響します。既存の床の上に直接施工する上張り工法は比較的安価ですが、下地から張替える場合は高額になります。

【場所別】クッションフロア張替えの費用相場

一般的なクッションフロアの張替え費用の一般的な相場は、下表のとおりです。

場所畳数(目安)費用相場
リビング6畳30,000~70,000円
和室6畳70,000~110,000円
キッチン4畳40,000~100,000円
洗面所3畳20,000~70,000円
トイレ1畳17,000~60,000円
玄関・廊下4畳45,000~70,000円

【厚さ別】クッションフロア張替えの費用相場

クッションフロアの張替え費用は、厚さにより異なります。一般的な家庭で多く使用されるのは、1.8mm程度のクッションフロアです。

一方で、フローリングの代替として使用されることも多い3.3mmの厚さの床材は、遮音性能が求められるマンションなどに適しており、その分費用が高くなる傾向です。

また、素材の違いや抗菌・抗ウイルス機能が追加された場合も価格が上がります。

厚さ1mあたりの価格相場
1.8mm1,000~2,000円
2.3~2.5mm(主に店舗用)1,500~3,500円
2.3~3.5mm(主にペット用)2,000~3,500円

クッションフロアのメリット

ここからは、クッションフロアの主なメリットについて、詳しく解説します。

汚れがつきにくい

クッションフロアは、塩化ビニル素材でできており、優れた防汚性を持っているのが大きな特徴です。表面に汚れが付着しにくく、水分も染み込みにくい特性があるため、日常の掃除やメンテナンスが非常に簡単です。

料理の際の汚れや、玄関に入ってきた泥汚れなども、さっと拭き取るだけできれいに落とせます。このような特性から、キッチンなど、汚れが気になる場所でも安心して使えるのがクッションフロアの大きな魅力といえます。

耐水性がある

クッションフロアは、その素材特性から高い耐水性を備えている床材です。水分を吸収せず表面に留まるため、水回りでの使用に適しています。カーペットのように拭き忘れによるカビの発生もありません。

キッチンや洗面所、トイレなどで広く採用されているのはそのためです。ジュースやコーヒーなどの飲み物をこぼしても、すぐに拭き取れるため、掃除の手間が大幅に軽減されます。

クッション性がある

クッションフロアは、その名のとおりクッション性が大きな特徴です。表面の塩化ビニル層と裏面の間に発泡層が設けられており、歩いた時の衝撃を吸収してくれます。そのため、フローリングに比べて足への負担が少なく、長時間立っていても疲れにくいです。

小さな子どもやペットがいる家庭では、走り回る音や物音を軽減し、階下への騒音を防ぐ防音効果も期待できます。

コストパフォーマンスが良い

クッションフロアは、他の床材と比較してコストパフォーマンスの高さも魅力の一つです。フローリングと比べて、素材の価格が比較的安価であり、施工費用も抑えられるケースが多いでしょう。

水回りやキッチン、部屋の部分的なリフォームを行う場合や賃貸住宅など将来的な転居を考慮している場合は、クッションフロアを選ぶことで費用を抑えられます。

クッションフロアのデメリット

クッションフロアは多くの利点がある一方で、いくつかのデメリットも存在します。ここでは、選択の際に考慮すべき主なデメリットについて解説します。

耐久性が低い

クッションフロアのデメリットは、耐久性が低い点です。やわらかいビニール素材でできているため、家具の移動や重いものを落とした際に傷やへこみが生じやすいです。

また、経年劣化により接着剤がはがれ、隙間にほこりやゴミがたまりやすくなることもあります。そのため、頻繁に家具を動かす部屋やペットがいる環境では、注意が必要です。

質感があまり良くない

クッションフロアは、塩化ビニル素材で作られているため、木やタイルのような自然な風合いを出すことが難しく、どうしても人工的な印象が強くなってしまいます。

とくに、木目調のクッションフロアの場合、本物の木目の深みや温かみを感じにくく、安っぽく見えてしまうこともあります。

そのため、高級感を出したい部屋や、自然素材にこだわったインテリアを目指す方には、クッションフロアはあまりおすすめできません。

部分的な修繕ができない

クッションフロアのデメリットの一つは、部分的な修繕ができないことです。擦り傷や引っかき傷が目立ち、一度傷がつくと修復や取り替えが困難です。

部分的な修繕ができないため、全面的な張替えが必要になる場合もあります。フローリングと比較すると、物理的な耐久性が劣るため、この点も考慮に入れておきましょう。

クッションフロアが向いている場所

クッションフロアは、適材適所で使用するのがおすすめです。ここでは、クッションフロアがとくに適している部屋や空間について詳しく見ていきましょう。

浴室・トイレ

クッションフロアは、浴室の脱衣所やトイレなどの水回りに適した床材です。塩化ビニル素材の耐水性により、水が染み込まず、汚れも簡単に拭き取れるため、掃除や手入れが楽です。

防カビや抗菌機能がある製品も多く、湿気の多い場所でも安心して使用できます。手軽に張替え可能なため、コストを抑えつつ快適な暮らしを実現できるでしょう。

子ども部屋

クッションフロアは、子ども部屋におすすめの床材です。やわらかい素材でできており、衝撃や音を吸収するため、遊び回る子どもたちの安全を確保します。

また、汚れがつきにくく、食べ物や飲み物をこぼしても簡単に拭き取れるため、手入れが楽です。デザインのバリエーションも豊富で、好みに合わせたお部屋作りが可能です。耐水性もあるため、安心して長く使用できます。

ペットのいる部屋

クッションフロアは、ペット用として最適な床材です。滑り止め加工が施されているため、ペットの足に優しく、股関節や爪を傷つけるリスクが軽減します。また、衝撃を吸収する素材で、走り回っても静かです。

消臭効果や傷防止機能タイプもあり、ニオイや爪痕の心配が少なく、ペットと快適に暮らせる環境を整えられます。

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