毎日使うトイレだからこそ、自分好みの空間に仕上げたいと考える人は多いのではないでしょうか。トイレの雰囲気を変えたいときに人気なのが、壁紙を張り替えるリフォームです。
近年では消臭や汚れ防止、防カビなど機能性に優れた製品が多く展開されており、おしゃれで快適なトイレを実現できます。シミュレーションツールを使えば、より自分の理想に近いトイレにリフォームできるでしょう。
今回は、トイレの壁紙を張り替える際に使えるシミュレーションツールを紹介します。おすすめのメーカーやトイレの壁紙を選ぶ際のポイントも解説するので、ぜひ参考にしてください。
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トイレの壁紙の便利なシミュレーションを紹介
トイレに張る壁紙を選ぶときに便利なのが「シミュレーション」です。店頭で良いと思った壁紙でも、実際に張ると予想と違ったということもあり得ます。全体像をイメージしたうえで壁紙を張り替えたいならシミュレーションを活用しましょう。
トイレの壁紙をリフォームするメリット
トイレの壁紙をリフォームすれば、トイレ全体の雰囲気を大きく変えることができます。壁紙を新しくすることで清潔感が増し、古びた印象が一新されるので、訪問客にも好印象を与えられるでしょう。
また、消臭や防カビなどの機能を持つものを選べば日々の掃除が楽になり、快適な空間を維持することが可能です。
たとえば消臭機能付きの壁紙を取り入れれば、トイレ特有の臭いを軽減できます。また、拭き取りができるタイプの撥水機能も兼ねているものであれば、日々の掃除が楽になるでしょう。防カビ機能付きの壁紙にすれば、湿気の多い環境でもカビの発生を防げるため、安心して過ごせるのが魅力です。
トイレ壁紙のシミュレーションツールを使うメリット
トイレの壁紙を選ぶ際は、各メーカーのシミュレーションツールを使用するのがおすすめです。シミュレーションツールを使用すれば、リフォーム前に具体的なイメージを掴むことができます。
実際に壁紙を張り替えた後のギャップを防げるので、理想の空間を実現しやすくなるのがメリットです。シミュレーションではさまざまなデザインやカラーを試せるため、自分の好みやトイレの雰囲気に最適な壁紙を選べるでしょう。ツールによっては壁紙の機能性や価格帯も比較できるため、予算に合わせた選択が可能です。
シミュレーションツールを使うことで、壁紙選びにかかる時間や手間を大幅に節約できます。カタログを取り寄せたり、実店舗に足を運んだりする必要がなく、オンラインで簡単にデザインを試せるため非常に効率的です。
おすすめのトイレ壁紙シミュレーションツール
トイレ壁紙のシミュレーションツールは各メーカーから豊富に展開されており、無料で利用できるものも多いです。ここでは、壁紙リフォームを検討する際に役立つおすすめのシミュレーションツールを紹介します。シミュレーションツールを使用して自宅に適した壁紙を見つけましょう。
サンゲツ
壁紙・床材・カーテンを自由自在に組み合わせ、理想の空間を実現できるシミュレーションツールです。室内空間を彩る壁紙や床材、カーテンなどを総合的に取り扱う、サンゲツが運営しています。
部屋・シーンを選んで、希望の床材や壁紙をクリックするだけで簡単にシミュレーションができます。シミュレーション後の画像は保存できるので、いつでもどこでもイメージを具現化できて便利です。
LIXIL
水回り製品や窓、玄関ドアなど住宅設備機器を幅広く展開するLIXILにも、便利なシミュレーションツールがあります。トイレだけでなく、バスルームやキッチン、洗面化粧室などで壁紙のシミュレーションをおこなえるのがうれしいポイントです。
シミュレーションツールは、パソコンやスマートフォンから利用できます。シミュレーションした画像はPDFに変換して印刷できるので、使い勝手が良いでしょう。LIXILの便器を使用しているなら、トイレ全体のイメージが掴みやすくなります。
TOTO
TOTOは、トイレや洗面器などの衛生陶器でおよそ5割のシェアを誇る国内トップメーカーです。温水洗浄便座であるウォシュレットが大ヒットし、革新的な技術と高い品質でトイレ業界をリードしています。
TOTOでも壁紙をイメージできるシミュレーションツールが提供されています。壁紙だけでなく、キャビネット扉やカウンターなどさまざまなシーンでシミュレーションできるのが魅力です。シミュレーション後はマイライブラリー保存やURLコピー、印刷ができます。
シンコール
シンコールは、カーテンやクロス、床材などを販売する国内最大級のインテリアメーカーです。クロスの企画・開発も実施しており、自分好みの製品をオーダーメイドで作ることもできます。
シンコールでは、壁紙に加えて天井や床などのシミュレーションをおこなうことが可能です。シンプルなものからデザイン性の高いものまで選択肢が豊富なので、自分好みの壁紙を見つけられます。着せ替え位置を選んで、生地画像を選ぶだけと使い方も簡単です。
実際の見え方を把握できるため、壁紙を張り替えた後のギャップを最小限に抑えられるでしょう。
壁紙シュミレーションアプリを使うのもおすすめ
スマートフォンで手軽にイメージを掴みたいなら、シュミレーションアプリを使用するのもおすすめです。無料でダウンロードできる、使い勝手の良いシュミレーションアプリが多くあります。
たとえばiOS・Android対応の「Homestyler 内装設計」や「Room Planner」は、操作が簡単で初心者でも扱いやすいのが魅力です。全体の空間イメージが3Dで確認できるため、より正確にイメージしやすいでしょう。気に入る壁紙を見つけたときは、そのまま購入もできます。
また壁紙シュミレーションアプリは、さまざまなデザインを手軽に試せるのもメリットです。どのアプリでも豊富なデザインやパターンが揃っており、自分の好みやトイレの雰囲気に合った壁紙を簡単に見つけることができます。
壁紙リフォームの際は、ぜひこれらのアプリを活用して満足度の高い仕上がりを目指しましょう。
トイレの壁紙を選ぶ際のポイント
近年は豊富な種類の壁紙が登場しているため、どれを選べば良いか迷う人も多いのではないでしょうか。
そこで本章ではトイレの壁紙の選び方を紹介します。色選びや柄選びにおけるポイントを解説するので、ぜひチェックしてみてください。
トイレ内のベースカラーは汚れが目立ちにくく落ち着いた色を
壁は空間の大部分を占めるため、基本的には圧迫感を与えない柔らかい色を選ぶのがおすすめです。たとえば、オフホワイトやアイボリー、ベージュなどベーシックなカラーを選ぶと良いでしょう。
柔らかいベーシックな色を選ぶことで、清潔感のあるトイレに仕上げられます。また、ベーシックなカラーは汚れが目立ちにくく、毎日のお手入れも楽になるため、壁紙に最適です。
壁紙の柄物は小さい柄がおすすめ
空間にアクセントを入れたいなら、柄の壁紙を選ぶのもおすすめです。ただし、トイレは限られた空間であるため、大柄の模様を選んでしまうと圧迫感を感じることも少なくありません。居心地の悪いトイレになるため、柄の壁紙を選ぶときは控えめな小さい柄を選びましょう。
小さい柄は視覚的に圧迫感が少なく、トイレのような狭い空間でもバランスが取りやすいです。たとえば細かい花柄や小さな幾何学模様などは、壁紙全体に広がることで視覚的に広がりを持たせ、空間をより広く見せる効果も期待できます。
はっきりした柄などはアクセントで
トイレの壁紙に大きい柄を取り入れたい場合は、ワンポイントで使用されている壁紙を選びましょう。しかし、柄の大きい壁紙は面積を狭く見せてしまうので、選ぶ際には注意が必要です。
たとえば、トイレに腰掛けたときに柄がさりげなく見えるものなどが良いでしょう。アクセントとしてはっきりした柄を取り入れれば、他の壁とのコントラストが生まれ、空間にメリハリがつきます。
また、トイレの背面(タンク面)に取り入れるのもおすすめです。出入りする際にインパクトはありますが、使用中は圧迫感を感じないため、ちょうど良いアクセントとなります。
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トイレ用の壁紙にあるとうれしい機能
壁紙を張り替えるときは、デザインだけでなく機能性も考慮することが重要です。近年は、多機能な壁紙も多く販売されているので、デザインと併せてチェックしてみましょう。ここでは、トイレ用壁紙によくある機能を詳しく紹介します。
トイレ内の消臭・マイナスイオン発生機能
トイレの壁紙を選ぶ際は、消臭機能とマイナスイオン発生機能に注目してみましょう。消臭機能付きの壁紙はトイレの特有の臭いを効果的に軽減し、常に清潔な空間を保つことができます。消臭剤や天然鉱石などが配合されており、臭いの元を吸収する仕組みです。
臭いを吸収してくれるだけでなく、空気をきれいに分解してくれるため臭い対策には最適と言えるでしょう。特に光触媒を使用した壁紙は消臭効果が半永久的に見込めるため、持続率が高いという特徴もあります。
トイレは使用頻度が高く、臭いがこもりやすい場所なので、消臭機能のある壁紙を選ぶのがおすすめです。
また、マイナスイオン発生機能付きの壁紙は、空気中の有害物質を除去し、リラックス効果をもたらします。トイレをリラックス空間にしたい方はぜひチェックしてみてください。
汚れ防止機能
トイレの壁紙には汚れ防止機能が備わったものを選ぶことが大切です。トイレは使用頻度が高く、汚れやすい場所なので、汚れ防止機能があれば日常の掃除が格段に楽になります。
汚れ防止機能のある壁紙は、表面にラミネート加工が施されているのが特徴です。汚れが付着しても水を濡らした布で簡単に拭き取れます。また傷が付きにくいため、損傷を防げるのもメリットです。汚れやすい手垢やペットの毛も付きにくく、日々の掃除が簡単になるでしょう。
防カビ・吸放湿機能
トイレ用の壁紙の中には、カビの発生や繁殖を抑制してくれる製品もあります。湿気を吸収して放出することにより、快適な湿度を維持できるのが魅力です。トイレは湿気がこもりやすくカビの発生が懸念される場所なので、換気扇をしっかりと使い、可能であれば防カビ・吸放湿機能が備わった壁紙を選びましょう。
ただし、防カビタイプの壁紙を張り替えるだけでは、完全にカビの発生を抑えるのは困難と言えます。カビの抑制効果をより高めたいのであれば、カビ防止のコーティング工事を検討するのがおすすめです。工事には別途費用がかかりますが、カビの発生リスクを低減し快適な環境を維持できます。
トイレの壁紙リフォームを専門業者に依頼する場合
トイレの壁紙張り替えはDIYでも可能ですが、きれいな仕上がりを目指すなら専門のリフォーム業者に依頼するのがおすすめです。
ここでは、トイレの壁紙リフォーム業者を選ぶポイントと業者に依頼する場合の費用相場を解説します。
業者選びのポイント
トイレの壁紙リフォームを専門業者に依頼する場合は、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
業者選びにはいくつかポイントがありますが、まずはトイレの壁紙リフォームにおける施工実績を確認するようにしましょう。信頼できる業者は過去の施工例や口コミ、評判などを公開していることが多く、これを参考にすることで業者の信頼度を把握できます。
また、リフォーム業者を選ぶ際は複数の業者から相見積もりを取ることが大切です。見積もりを比較することで適正な価格を把握し、不当な高額料金を避けられます。
さらに、業者の対応も重要なポイントです。問い合わせときの対応が迅速で丁寧な業者は、施工後のアフターフォローも期待できるため、信頼性が高いと言えます。施工不良が発覚したときに備え、保証制度の有無もしっかり確認しておきましょう。
トイレの壁紙リフォームの費用相場
トイレの壁紙を張り替えるリフォームの費用は、1畳あたり3万〜4万円程度が相場です。
しかし壁紙のみを張り替えると、天井や床の汚れが目立ってしまうケースも考えられます。一見きれいに見えても、壁が新しくなると明るさやくすみの違いが出てしまうこともあるため注意が必要です。
天井・壁・床の張替えをセットで行えば、トイレのデザインを統一できるだけでなく、個別で依頼するより費用も抑えることができます。高機能な壁紙を選んだ場合は材料費が高くなることも多いので、見積もりで詳細を確認しましょう。
また壁に目立つ穴や破損がある場合は、新しい壁紙を張り替える前もしくは張替えと同じときに修繕工事が必要になります。壁穴の補修は拳程度で一箇所あたり3,000-5,000円程度です。
古いコンセントやスイッチの交換も同じタイミングで提案されることがあるため、工事を進める前に工事業者の方としっかり相談しましょう。
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トイレの壁紙を選ぶ際のポイントや便利なシミュレーションツールをご紹介しました。今回の記事を参考にして、ぜひ自分好みの壁紙を見つけてみてください。トイレの壁紙を綺麗に張り替えたい場合は、内装工事のプロに頼ることがおすすめです。
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プロからのコメント
壁紙の耐用年数は10-15年で、20年を越えると著しく劣化が進み、黄ばみや臭いが気になってきます。
リビングなど広い部屋を張り替える前に比較的安価なトイレのリフォームを行うと、きっと費用以上の快適さを感じられることと思います。
また量産クロスではなく上質クロスを選ぶと、同じような柄を選んでも、より洗練された空間になります。まずは水廻りのクロス張替えを楽しまれると、リフォームの魅力を日々味わえると思います。
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